2015-01-01から1年間の記事一覧

空を見上げれば・・・ うろこ雲夕景

随分と夕暮れが早くなりました。 慌しい毎日、外へ出てひと息ついて、空を見上げますと、一面のうろこ雲。 まだ明るい東の空から、日も沈もうとしている西の果てまで、見渡す限りの雲が 残照に照らされて、何とも美しい、心に染みる光景でした。 ■撮影 : 20…

野鳥の図鑑 ~ Book of British Birds ~

アンティーク家具のお店で見つけた洋書。 野鳥の図鑑を一冊、手元に置きたいと常々考えておりましたが、なかなか気に入るものに出会うことが無かったのですが。 これは、気に入りました! が、イギリスの本。 「日本の野鳥」 なら、言うことはないのですが。…

地震 → ぐーぐーパニック。

7月13日・深夜、午前3時前。 九州地方で強い揺れ・・・ 深い眠りの中、 「揺れてるなぁー」 という感覚が少しずつ現実のものとなってゆく中、 向こうの部屋で尋常ではない物音が・・・ 異変? まだ覚醒しない私の頭に警鐘を鳴らしました。 「何だ・・・ ?…

ストーンウェア・ボトル いろいろ。

洋物のアンティークを扱っていると ”ストーンウェア” というジャンルにあたります。 炻器質 と分類される、要するに焼き物なのですが、アンティークマーケットで見かけるものは多くが 1800年代 の終わり頃から 1900年代初頭 に掛けて、工業的に利用された 「…

残欠の景色。

残欠、コワレモノを愛でるというセンスは日本人だけでなく、諸外国にもあるのでしょうか。 ”あまり例を見ない慣習である” と、知識人のように言い放ちたいところですが、表立って採り上げられるテーマでもなく、学術的な話は耳にしたことがありません。 残欠…

抜けた尾羽根。

季節でしょうか、ぐぐる の羽根がやけに抜けるなぁー と思っていたら、 尾羽根のセンター2本、いっぺんに落ちました。 長さは17センチに足りないくらい。 なんて立派なハネなのでしょう。 何かに使えない? 尾羽根では真ん中に生える、この2本。 他の尾羽…

オリーブ、実が付く。

3月に購入したオリーブの鉢。 2種ともに実が成りました。 どれくらいの大きさに成るのか、わかりませんが・・・ 小さな緑色の実が、とても可愛く思えます。 食べられるのでしょうか? 研究してみましょう。

古伊万里・鳥紋様の楽しみ

古伊万里の器には当時の職人たちの手により、様ざまな紋様が描かれております。 精緻にして美しい、柿右衛門様式の絵柄などはもちろん憧れるものですが、 「古伊万里」 の紋様における楽しみは 「下手」 とは云わず、より大衆的な筆の中に 見出すのが楽しい…

色とりどり ~ 花菖蒲 ~

5月も半ばを過ぎ・・・ 気付けば裏の菖蒲園にも花が咲き始め、日を追うごとに咲き乱れてゆくそのスピード感が 恐ろしく感じる今日この頃です。 活けてみても風景の中に咲き乱れる美しさにかなう筈も無く、そしてまた命の短い花と知りつつも・・・ 今年もまた…

倉敷の旅 熊本 ~ 倉敷・一泊旅行

「倉敷」 という地名を知らない方は少ないように思います。 私はかねがね倉敷の民藝館を訪ねたいと思っておりましたので、それをまず旅の目的に。 掘割、水郷、そして美しい白壁の旧景観地区がまず目に浮かぶ倉敷の町ですが、近代の紡績工業地跡を利用したア…

キジバト親子の記録 ~ 脚をケガした ひゅー のこと ~

オフィスのバードサンクチュアリー・鳥庭に通ってくる、キジバトたち。 もう数年、毎日見守っていると、結構いろいろなことが解ってきます。 今回はキジバトの子育てから、ちょっとキビシい掟(オキテ)のことを、ちょっと書いてみます。 まずは本編の主役を…

リンゴの花、オリーブの若葉

ここ数日の雨模様。 半屋外に置いているオリーブの鉢に水をやる必要も無く、過ごしておりまして、 今朝起きて見ると おぉー、若葉が出てる・・・ たった数日の事なのに。 植物の成長に気付くのって、何かとても正しい事のように思います。 柿の木を育てるカ…

花とヒヨドリ

訪れた立田山は春の盛り。 青葉と野花に囲まれて、僅かな時間ではありましたが、深呼吸でもするような、 澄んだ気持ちになります。 ここには大きな木蓮の樹が自生しており、高さ枝ぶりも見事なものです。 満開から既に散りはじめる頃で、大きく真っ白な花弁…

オリーブの木・2本

ふと立ち寄ったガーデニングショップでオリーブの鉢を買いました。ずっと気になっていた、といいますか、何か強く引かれるものを感じていたのですが、大きな木になるとそれなりに高価でもあり、現在まで購入には至りませんでした。 そのショップには、まだお…

OMAS/オマス ARTE ITALIANA MILADY ボールペン

現在、輸入ブランド筆記具の価格は為替の影響を受け、改定に継ぐ価格改定を経て高騰。 以前の価格感覚がまだ抜けず、カタログを眺めても仕入れる気力が萎えてしまいます。 そんな中、これは年が変わっても販売価格据え置きで、にわかに良いものに見えました…

鶯・初啼きを聞く。

まだ緑が多く残ってはいるものの、市街化が進められた、この地区。 普段から目にする野鳥の種は決して多くありませんが、それでも季節とともに 様子も移り変わります。 近ごろでは藪椿にヒヨドリ、声は小さいながらメジロの小さな群れ。 本日は、朝からほの…

夜のパリ 旅情

初めて訪れた、パリの街。 アルバムを何気なく眺めていて目に留まった、一枚の写真。 夜のパリを散歩する、新鮮な心意気が思い返されます。 10年近くも前に訪れてこの方、一度も欧州へ行っていませんが、とにかく当時はユーロが高く、とてもイマイマしかった…

高取・錫高野 黄玉

茨城の高取鉱山・錫高野はとにかく広大なズリでしたので、今も変わらないとは思いますが、ちょっとしたハイキング気分で鉱物採集を楽しめる場所でした。 ものの本によると、けっこう色々な鉱物が採集できそうな処、何度か訪れてみたものの、あまりぱっとした…

鬼門・ガラス -- キジバト拓 --

鳥にとって、人間のこさえた ”ガラス” ってやつは、とにかく鬼門です。 野鳥を寄せるサンクチュアリをつくっているので (といっても、寄りつくのは専らキジバトとスズメ、時にセキレイやヒヨドリ、そしてカラスくらいのものですが)、建屋のガラスには多く…

塩山・水晶

草下氏の著述だったか・・・ 「水晶は鉱物界の全権大使」 という一節がありました。 産出が多く、結晶サイズも大きなものが見られ、非常にバランスの良い六角柱・錐状の頭を持ち、そしてニュートラルな無色透明。 今では私も常識のように 「水晶とはこんなも…

翡翠海岸のヒスイ

「ヒスイ海岸」 という場所がある。 そこではヒスイが拾える・・・ 日本にそんな場所があるなんて、なんて素晴らしいんだろう! 鉱物採集などというコトバもまだ知らず、結果的にはそのきっかけとなったのがこのヒスイ採集。 富山から新潟にかけての海岸転石…

岐阜県 トパーズ

国産の黄玉(トパーズ)といえば、やはり岐阜県の苗木地域が有名産地です。 数多く足を運んだ地域の一つですが、黄玉の採集は他の鉱物と比べ、私としてはひと際楽しいものでした。 理由はいくつかあるのですが、まずは 「トパーズ」 と云う、貴石と云わず 「…

山ノ尾・柘榴石

. 「柘榴石」 というと、とてもおカタイ感じがしますが、「ガーネット」 と呼べば、貴石宝石の類。 日本でも宝石が採れる、という感覚は、ガーネットの採集で初めて得たものでした。 美しい 「色」 を備えた透明な結晶は、大きな魅力を秘めています。 加えて…

洞戸の透輝石

当時の私は鉱物採集に、かなり夢中.。 連休ともなれば日本各地の産地へ脚を運んでいました。 鉱物産地は普通一般の方々にはおよそ無縁な場所が多く、名所史跡も無し、絶景の景観が待っているわけでもなし。 目当ての採集場所も、その多くはかつて稼動してい…