万年筆

Parker 51 万年筆 ノスタルジックな誘惑。

PARKER 51 の懐かしい姿。 クラシックやヴィンテージの万年筆がお好きな方は、もちろんよくご存じと思うのですが、こちらは新たに復活となった PARKER 51 モデルの万年筆です。 当初の発売が 1941年 といえば、かれこれもう 80年 も昔のこと。 この万年筆が…

SAILOR セーラー万年筆 カクテルシリーズ万年筆 歴代モデル

セーラー万年筆の カクテルシリーズ 万年筆。 毎年たくさんのご注文をいただく人気シリーズですが、先の2020年にはその10周年を記念して復刻生産・セット販売の企画がございました。 そもそもメーカーのローカル企画であったためか、「カクテルシリーズ」と…

広告イメージとは異なるカラー、でも Iconic なブルー。

▲広告イメージ Pelikan 万年筆の特別生産品 ・ M120 Iconic Blue ”アイコニックブルー" が入荷しました。 事前にメーカーの PR広告を見ておりまして、その何ともいえない クラシック で ”はじけた" カラーにとても興味を覚えました。 入荷した商品を一見して…

OMAS/オマス ARTE ITALIANA MILADY ボールペン

現在、輸入ブランド筆記具の価格は為替の影響を受け、改定に継ぐ価格改定を経て高騰。 以前の価格感覚がまだ抜けず、カタログを眺めても仕入れる気力が萎えてしまいます。 そんな中、これは年が変わっても販売価格据え置きで、にわかに良いものに見えました…

7周年企画の Sailor オリジナル万年筆 のお話し。

運営しているショップの7周年を期に、オリジナルの万年筆を企画しよう! ということになりました。 企画はセーラー万年筆さんとのコラボレーション。 九州支店のスタッフ方々、その節は大変お世話になりました。 誰の目にも留まらぬこのような場所ではなん…

珍品をどうみるか --- PARKER 52 デモンストレーター万年筆 ---

旧品を含め、多くの万年筆を見てはきましたが、判らないものが一つ。 いまの世界、多くの疑問は瞬時にインターネットを利用することで答えを得ることができますし、これもすぐに判明すると思っていたのですが。 万年筆の名称としては ”PARKER 52” と云うこと…

柔らかく繊細なトータスシェルの楽しみ  --- Pelikan M101N ---

発売予告から、随分と待たされましたがようやく入荷となったペリカン・M101N。 いわずと知れた、ヴィンテージを現代に甦らせた特別生産品です。 撮影していて思うのは、やはりトートイスシェルブラウンの柔らかな美しさ。 複雑で繊細なこの表情は、他で…

セーラー万年筆、創業100周年の想い。

今年で創業から100周年を迎えるという、国産万年筆の雄 『セーラー万年筆』。 そう、プロフィット万年筆のニブには 『1911』 の刻印がありました。 ということは 2011年は 100周年の節目の年になるわけです。 何よりも先ず、その歴史と伝統を築き守っていら…

迫力の極太ニブ  -- セーラー・クロスポイント万年筆 ---

受注生産でなかなか出会う機会がなく、実際に手に取って試筆したことも無かったのですが、今回たまたま現品として私の元へ舞い込んだ、セーラーのクロスポイントニブ。 店頭品ですので、またと無い好機とオークション出品に先立ち試筆をしてみました。 クロ…

お店泣かせの受注生産品  --- セーラー・煤竹長刀研万年筆 ---

竹は古来から日本人に親しんで用いられてきた材料の一つですが、 実際、万年筆の軸としても好ましい材料だと思います。 しかし現実には、現代の工業生産品としては材料のあばれからくる精度の問題、材料の選定など、手作業に頼らざるを得ない部分も多く、技…

近頃流行らない金属系万年筆たち。  --- Pelikan,Montblanc,Lamy ---

ペリカン万年筆といえば、スーベレーンがどうしても浮かびますし、モンブランも近頃ではめっきりお高くなって、このような製品を生産することがなくなってしまいました。 ご紹介するうちで、LAMYはかろうじていろんなタイプを生産してますが、これは時代の潮…

セミクラシックな2本の万年筆  ---Sailor と Pilot---

私ごとで恐縮ですが、万年筆の中でも、例えばパーカーの75とか、もうちょっと古いところで 51 や 21 とか。 ウォーターマンなら往年のCFシリーズなど・・・ 実用の万年筆として強い魅力を感じる性質で、かつ愛用もしているのですが、ここにご紹介するもの…

おもしろ怪しい  --- ペリカン・M205 DUO ハイライターインクセット ---

本品はペリカンの特別生産品として 【BB】 (極太) のニブと、蛍光イエロー(ハイライトマーカー) ボトルインク、セットでのパッケージング。 【このスケルトンボディーのペリカン M205 をハイライトマーカーとして使ってみませんか?】 という提案型の商…

氏の功績を称えて  --- セーラー・長原宣義 【現代の名工】 受賞記念万年筆 ---

セーラー万年筆を支える確かな技術、その立役者である長原宣義氏が【2007年、現代の名工】 に選出されました。 本品はその記念として限定製作された希少なモデルです。 高価できらびやかな限定品が溢れる現代にあって、この万年筆はまさに円熟の深みや 大ら…

セーラー限定万年筆  --- プルマパラボリカ ---

スペインの偉大な建築家アントニオ・ガウディの生誕150周年を記念して、ガウディの研究者、工学博士 ・ 田中裕也氏監修のもと製作された本モデル、プルマ・パラボリカ。 ガウディ考案の放物曲線を手本とし、オリジナリティの高い、美しいフォルムと金属味溢…

セーラー周年記念万年筆  -- 万年筆道楽 --

セーラー万年筆が90周年を記念して発売したモデル”万年筆道楽”。 この万年筆の特徴は何よりもその”ブライヤー”という素材に尽きます。 硬質で美しく、そして希少なこの素材は、使うほどに味わいが増すという性質がよく知られており、喫煙具のパイプなどによ…

セーラー周年記念万年筆  -- シータ万年筆 --

セーラー万年筆が85周年を記念して発売したモデル ”シータ”。 この 『波』 をモチーフにしたデザイン、セーラーではそれまでお目に掛かったことのない系統ですが、そのコンセプトは 『波動』 。 人間本来の正常な波、おだやかな効果を生み出すα波やθ波・・・…

シングルピースの美しさ --カステル・イントゥイション万年筆--

以前ご紹介したDupont社の万年筆がそうであったように、こちらの万年筆もちょっと特殊な構成がデザイン上の大きな特徴になっています。 ”シングルピース” などと云っておりますが、グリップ部分が軸と一体構成になっているもので、比較的新しいもの、新製品…

シルバーの壁。

気に入って使用するペンの本数など、たかが知れたものです。 その中でも近ごろ使い心地が良いように思われてならないものがあります。 モンテグラッパ社製のシルバー軸の万年筆です。 購入はかなり昔のことですが、もちろんそのシリンダーフォルムの美しいデ…

両面使用の万年筆 --Parker180--

裏表、両面で文字を書くことができる・・・、2種類の異なる線種を書ける・・・1970年代、往年の名品、パーカー75全盛の頃、かなり生産されたモデルですのでご存知の方も多いかと思います。 試用してみるとわかるのですが、胴軸の細さ、そしてキャップをお尻…

忘れ得ぬ美しさ。 ポルトプリュム万年筆

仕事柄、多くの筆記具に触れる機会があるのですが、"忘れることができない" という形容をしたくなるようなモノが、やはりあります。 それが今も手元に残っていれば、そもそも "忘れられない" などという言葉は使わない でしょうから、そこに 『逃がした魚は…

ジャポニズム セレニテ・万年筆/WATERMAN

当時、この万年筆の発表は私にとってはとてもセンセーショナルな出来事でした。 セレニテ、その絶妙な曲線を描くフォルムは刀のイメージともよく言われますが、実際に目の当たりにすると、やはり日本の刀を連想するに充分なものがあります。 特にこの黒軸モ…