2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

干支筆 山兎と兎口髭

広島は筆の生産が盛んなところ、地域はいくつかに分かれるようですが、 川尻筆の老舗、菊寿堂の干支筆が入荷してまいりました。 干支筆・・・ そういえば去年(今年)は無かったなぁ・・・ 虎はつくらなかったんですね。(笑) 来年の干支はと云えば、ご承知…

お店泣かせの受注生産品  --- セーラー・煤竹長刀研万年筆 ---

竹は古来から日本人に親しんで用いられてきた材料の一つですが、 実際、万年筆の軸としても好ましい材料だと思います。 しかし現実には、現代の工業生産品としては材料のあばれからくる精度の問題、材料の選定など、手作業に頼らざるを得ない部分も多く、技…

近頃流行らない金属系万年筆たち。  --- Pelikan,Montblanc,Lamy ---

ペリカン万年筆といえば、スーベレーンがどうしても浮かびますし、モンブランも近頃ではめっきりお高くなって、このような製品を生産することがなくなってしまいました。 ご紹介するうちで、LAMYはかろうじていろんなタイプを生産してますが、これは時代の潮…

花咲く城下町、秋月。  --- 福岡県・秋月 ---

この連休を利用して訪れた ”秋月” のレポートです。 自身初めてその町の名を聞く処で、この地を訪れるにあたっては もちろん ”動機” があるのですが、今回は黒田藩の焼物として 知られる ”高取焼” からの繋がりでした。 前にもご紹介致しました ”小石原” の…

セミクラシックな2本の万年筆  ---Sailor と Pilot---

私ごとで恐縮ですが、万年筆の中でも、例えばパーカーの75とか、もうちょっと古いところで 51 や 21 とか。 ウォーターマンなら往年のCFシリーズなど・・・ 実用の万年筆として強い魅力を感じる性質で、かつ愛用もしているのですが、ここにご紹介するもの…