近頃流行らない金属系万年筆たち。  --- Pelikan,Montblanc,Lamy ---

 
ペリカン万年筆といえば、スーベレーンがどうしても浮かびますし、モンブランも近頃ではめっきりお高くなって、このような製品を生産することがなくなってしまいました。
ご紹介するうちで、LAMYはかろうじていろんなタイプを生産してますが、これは時代の潮流、流行り、廃り、ということなのでしょうし、また各メーカーこぞって似たようなモデルを発売する時節もやってくるでしょう。
 
ここにご紹介する3点、いずれもストレート基調でスリム、かつお値段もお手頃であった時代のモデルたちです。
好き嫌いの分かれるところですが、個人的には何でも来い! の主義ですし、独特の美学も感じる逸品揃い。
 
イメージ 1 ● Pelikan P560
一見、お堅い感じのペンなのですが、ニブが自分の好みに合います。
ペリカンらしい ”頑固さ” みたいなものも滲んでいて、好きです。
  
 
イメージ 2
 ● Montblanc Nobless
この時代、このクラスののニブは、デザイン的な類似点があります。
ノブレスシリーズはクリップも肉厚でSLシリーズよりも、はるかに好きです。
ところでモンブランさん、このような製品はもう生産しないの?
 
 
イメージ 3
● LAMY 50 (CP-1)
あくまでもストレート、シリンダー。
LAMYの場合はプロダクツデザインの次元が違いますので、このようなコンセプ
チュアルな製品が生まれます。
やはり、バウハウスは違うなぁ・・・
プロトタイプみたいですものね。
  
 
いかがですか?
でも細身の万年筆って、長時間のヘビーユーズには向かないかもしれませんね。
だから必然的に小説家さんとかは、マイスターシュトゥックとか、スーベレンとか・・・
選ぶのでしょうね、あくまでもイメージですが。
 
個人的には機能よりも ”美しさ” とか、”気分” みたいなものを優先することがあって良いと思っていますし、そのようになってます。
少々使いにくいものでも、それに自分を合わせる、使いこなす・・・ なんてことも
楽しみの一つ、でしょうかね。