7周年企画の Sailor オリジナル万年筆 のお話し。

運営しているショップの7周年を期に、オリジナルの万年筆を企画しよう!
ということになりました。
企画はセーラー万年筆さんとのコラボレーション。
九州支店のスタッフ方々、その節は大変お世話になりました。
誰の目にも留まらぬこのような場所ではなんですが、改めまして心より深く御礼申し上げます。
完成品が工場より届き、実物を改めて眺めておりますが、なかなか結構な仕上りで、スタッフ一同大いに喜んでおります。
 
企画ではまずコンセプトが肝心ですが、「半端なものはやめよう」 という気持があり、
この企画にあたった担当者とも共感を得ました。
こだわって進めたそれぞれは些細なことかもしれませんが、その積み上げが 「完成度」 に結実し、おそらく興味を持っていただけるユーザーには、その違いがわかっていただけるハズ。
一例、素材に 「エボナイト」 を採用しよう、というテーマでは、市販のキングプロフィット・エボナイトが首軸パーツにPMMA樹脂を装着しているところ、本品ではあくまでも同材での仕上げを上とし、実現。
それにより胴軸接続部の金属リングを排除したことで、さらに余分なものの無い、ピュア黒ボディーとなりましたことは、小さな(ひつこい)こだわり、大きな成果と考えております。
また、古き良きヴィンテージ万年筆を想わせるボディーへの刻印は、私達の必須条件でもあり、セーラー万年筆ご協力を得て、おそらく戦前くらいの製品かと思いますが、実物のヴィンテージから忠実に版をとり、イカリとセーラーマンのモチーフマークと共に再現してもらいました。
 
完成致しましたオリジナル万年筆は ”本体価格 ・ \45,000-” という価格。
正直なところ当初の想定・希望よりも幾分割高となりました。
が、これをどうみるかは使う方次第・・・ なのかな。
製作本数にして、僅か20本。(シリアルナンバー刻印)
記念的に製作したこの本数では、特に大きなプロモーションもできるワケも無く、その意味においても”ほとんど流通していない、自分だけの一本” という限定感覚を楽しんでいただければ、それも良いのかもしれません。
 
 
イメージ 1
  
以下は商品説明のご紹介です。
ご興味の方は、ぜひ Yahooショッピング のショップへお越し下さい。
 
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書きたい時に、自然と手が伸びる万年筆を・・・
万年筆は書くための道具、何かを書こうと思う時、愛用する万年筆へは自然と手が伸びるものです。
そして愛用するほどに、永く付き合いたくなるもの。
そんな想いを込めて papeterie La Mer が企画したこの万年筆にはいくつかの特徴があります。

イメージ 3 ★素材としてのエボナイト
 
現代では様々な素材が万年筆に用いられておりますが、エボナイトはかつて好んで万年筆の材料とされながら、加工性の悪さなどから徐々に新しい素材にその席を譲ってきました。
黎明期につくられたエボナイト製万年筆を現代ではヴィンテージとして見かけますが、大切に使用されたものは数十年の時を経てなお、温かみのある美しい表情を保っています。

”使うほどに、味わいを深める” というエボナイトの万年筆、この磨き上げられたボディーはやがて光沢を失いますが、時を経てまた違う表情を 楽しませてくれます。
「永く愛用するに値するモノを」 という想いが込められています。

★シンプルな美しさ
削り出し、磨かれた漆黒のエボナイト軸はセーラーを象徴するプロフィット万年筆のフォルムを継承し、それを最大限に引き立たせる過飾の無いシンプルなデザインを実現しています。
付帯するゴールドパーツはクリップとペン先のみ、究極的なフォーマルフェイスを演出しています。
流行に左右されず、厭きることのない根本的な美しさ・・・
これも永くご愛用いただくためのテーマです。

  
イメージ 2 セーラー万年筆を持つ喜びを

胴軸には往時セーラー万年筆が使用していた碇(イカリ)マークとヴィンテージ・ロゴが刻印されています。
着色もされず、一見して判らないほどのものですが、この万年筆のコンセプトに相応しいセーラー万年筆の技術と伝統の象徴です。
この万年筆を使う喜びを、シリアルナンバーとロゴマークに込めてお届け致します。
 
 ★papeterie La Mer オリジナル プロフィット・エボナイト ヴィンテージ万年筆
(商品ページURL)