シングルピースの美しさ --カステル・イントゥイション万年筆--

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以前ご紹介したDupont社の万年筆がそうであったように、こちらの万年筆もちょっと特殊な構成がデザイン上の大きな特徴になっています。
”シングルピース” などと云っておりますが、グリップ部分が軸と一体構成になっているもので、比較的新しいもの、新製品に近い部類ですが、FABAER-CASTELLの 『イントゥイション』 というシリーズです。
 
使い心地などの感じ方はもちろん個人差があるものですが、太さや重量バランスもよく、久しぶりに心が躍るような(一本買っちゃおうか・・・)万年筆でした。
 
 
ところで、シングルピースの場合、ペン先を取り外す場合にどうするかが問題です。
ペン先付近を指で持ってまわすのは手が汚れますので、本製品では軸尻のパーツをまわすことで、首軸が抜け出てくるようになっております。
製品の写真だけではなかなか判らないと思いますが、その辺はきちんとつくられています。
 
メーカーからはボディ2色が用意されておりますが、やはりこの ”テラコッタ” という色は独特です。(写真参照)
カタログでも ”日本古来の朱に近い色合い” と説明されておりますが、後付けのキャッチコピーかも知れませんね、日本限定の。
 
ところで、この ”イントゥイション” という名前、何とも運用しにくいです。
タイプはしにくい、発音も馴染みが無く難しく、カタカナの字ヅラも今ひとつ。
まあ、製品魅力には関わりのないことではありますが。
 
●INTUITION / GRAF VON FABER-CASTELL
 
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