セーラー万年筆の カクテルシリーズ 万年筆。
毎年たくさんのご注文をいただく人気シリーズですが、先の2020年にはその10周年を記念して復刻生産・セット販売の企画がございました。
そもそもメーカーのローカル企画であったためか、「カクテルシリーズ」として認識したのは ブラックベルベット からくらい、その後 アプレスキー くらいまでは実品をじっくりと眺める機会もありませんでした。
今回セットを扱うことで歴代モデルを改めて手に取って眺める機会を得、「カクテル」というテーマで企画される本シリーズの完成度を再認識致しました。
2011 エイジアンウェイ
当時はまだシリーズ化の企画ともなっていなかったかもしれませんが、10周年を越えて振り返れば、記念すべき一本でした。
トップと尾栓には透明クリアーなパーツが使用され、独特な雰囲気です。
軸は透明の濃青紫カラーが採用されています。
後年、キングプロフィットサイズでも限定製作され、そちらもご好評いただきました事を記憶しております。
2012 モヒート
全体を無色透明に、トップと尾栓にはポイントカラーの鮮烈なグリーン。
シンプルな構成ですが、なるほどカクテルを連想させる爽やかな雰囲気。
無色透明のボディにはキチンと発砲系の キラメキ を表現しているなど、細やかなセンスも忘れていません。
ペン先はバイカラー仕上げ、ゴールドがチラリと効果的な配色されています。
2013 ブラックベルベット
実物より先に広告を見た時には どうかな? と思ったのですが、完成品はゴールドトリムの映える、しっとりとした意匠。
スタウト系のダークブラウンにシャンパンの気泡をモチーフとした繊細なラメの輝きが映えます。
なかなか細やかな演出です。
2014 ピカデリーナイト
透明クリアーと透明レッド、すこぶる相性の好いコンビネーションです。
本品の魅力はレシピのストロベリーに由来する美しい レッドカラー に尽きます。
クリアーのキャップ部には発砲のキラキラ演出も忘れておりません。
2015 オールドファッションド
イエローグリーンとオレンジ、透明2色のコンビネーションが抜群です。
キャップ状態や、また軸尻にキャップを差した状態では2色が混ざり合い、洒落た演出がお楽しみいただけます。
2016 ブルーラグーン
清涼感たっぷりのウォーター・ブルー。
リゾート感覚あふれるカラーが目を引きます。
キャップトップと尾栓にネオンカラーが使われ、更に個性的な表情です。
万年筆はこれくらいの演出があっても好いですね。
2017 アプレスキー
爽やかなミントを想わせる半透明のグリーン。
透明パーツとレッドのポイントカラーが効果的に配置されております。
ゴールドカラー・トリムとのコンビネーションも美しく、完成度の高いデザインが人気を博しました。
メキシコのカクテルをモチーフにつくられています。
オレンジ・カラーというのは時に、非常に魅力的です。
グラデーションが効果的に使われ、カクテルシリーズらしい演出です。
2019 エンジェルズ・デライト
カクテルはその味わいはもちろん、何よりも見て楽しむことができるもの。
それをシリーズのモチーフとしたことで豊かなバリエーションが揃います。
そしてもう一つの魅力は、ネーミング。
天使の祝福を、貴方に。
2020 クレ・アジュール
セーラー万年筆の故郷、呉をモチーフに創作されたカクテル、そして万年筆。
記念すべき10周年に企画されたモデルは瀬戸内の青い海とレモン。
セーラーのアイデンティティが込められたモデルです。
■ヤフオクで出品中。
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/amami_atq