水辺の風景 2024年11月3日 タゲリ来る。

そろそろ出会ってもよい頃。 冬のフィールドを賑わしてくれる楽しい奴ら。 前年は近場の港エリアでよく出会いましたが今季前回までは遭遇しておらず、いっそのこと玉名方面の干拓地に様子を見に行こう! ということに。 

海岸沿いのドライブはこの上なく好い天気・・・鳥見はこうでなきゃ。 こんな日は目的地にたどり着くまでの観察ポイントでいちいち引っ掛かってしまうわけですが、まずは道中の海岸にて。 青い海を背景に、真っ白なカモメたちが波よけに集まっています。 よく見れば波間には小さいながら マガモ の群。

この場所はちょうど 熊本港 から 玉名干拓地 の間、見渡す有明海は鳥たちが頻繁に行き交う一大空路。 大小鳥の群が流れていく様子を横から観察していると、飽きることがありません。 

そんな風に空を見上げていて、単騎で飛行するカモらしき飛影をファインダーに捉えます。 かなり遠かったので解像度は上がらず不明瞭でしたが、あまり見ないシンプルな羽衣で、目のあたりに白いラインが少しだけ見られます。 誰だろうう?

ユリカモメ と ウミネコ かな?

単騎、謎の飛翔体。 よく見れば・・・

遠い空を飛んでいる一羽を偶然に撮影しただけ、この件は終わり・・・と、またしばらく カモメ や マガモ を見ていました。 しばらくして気付きます、静かな波間に休む マガモ の群の中、妙に小さいのが混じっている?

 

 

いつの間に飛来・着水したものか、オシドリ が一羽だけ来ていました。 先ほど上空を舞っていたのは オシドリ のメスだったようです。

今季は不思議と オシドリ にご縁があります。 行くところへ行けば見られる鳥ですが、観察ポイントはいつも遠くて暗く、辟易。 それが今季はいつも足を運ぶフィールドで出会う事が多くて喜んでいたのですが。 この日はそれこそ海ですし、ホントに偶然。

 

いつまでも眺めていたい誘惑を断ち切り、目的地へ向かいます。 ここからはシーズンを迎えたは干拓地の風景。

 

チドリ

ジョウビタキ

並モズ

ホシムクドリ

そしてこの日の目的、タゲリ・・・ やはり来ていました。 今季初タゲリ。 

広い干拓地の中、だいたい居るところは決まっているのですが、一発目はアプローチに失敗して散らしてしまいました、ゴメンね。

 

 

飛び立った群は広い干拓地の空を大きく旋回し、また同じあたりに舞い戻るのが通例ですが、私たちは別のポイントへ移動。 こちらにも居ました! 楽しいタゲリ時間の始まりです。

 

 

ここでも港でも、一年を通してよく出会いますが、この日は ミサゴ がひときわ目立ちました。 

 

 

収穫を終えた耕作地はカモたちのパラダイス。 カモの混群が出たり入ったり。 まさに冬季の干拓地を代表する景色です。

 

 

■撮影地:玉名市