#工芸
金材が用いられた羅宇煙管、雁首には筆跡が彫られ K20 の刻印がございますが、本品の見せどころは吸口の方、巧みな彫金の技術で蜂図が施されております。 陰陽を巧みに組合わせた立体的な作風は金・銀・赤銅などを効果的に用いた 高肉象嵌 の彫金技術。 天下…
特異な肩付の成形、実用性の良さを伺える四耳壺 カッコつけて ”稀に” と云いたいところですが、むしろ ”頻繁” に素性の計り知れないものに出会います。 私にとって、この葉茶壷もその一つ。 忘れた頃に引っ張り出してきては眺め改め、未だにその由来に想いを…
古来より社寺など木造の建築に、装飾として用いられてきた ”木鼻” と呼ばれる彫刻。由来などは例により不勉強で詳しくは存じませんが、その多くは持ち出した梁の先端など水平部材の先に取り付けられたり、部材の接合や交差・段差部分に据え付けられておりま…
オークションに出品の 釈迦如来坐像。 自然光での色合いをご覧になりたいというリクエストがございましたため、こちらに画像をアップさせていただきました。 終了間近、時間の無い中ではございましたが、本日の曇り空が幸いし、自然光での撮影ができました。…
▲小野川温泉 岡崎直志・作 姉妹はいっしょに出品へ ▲弥治郎系 佐藤伝長・作 精緻な筆、美しい色彩 体系的に蒐集された こけし のコレクションをお預り致しました。 今後ヤフオクへ一つずつ、丁寧に出品して参りたいと考えておりますが・・・ これまであまり…
セーラー万年筆を支える確かな技術、その立役者である長原宣義氏が【2007年、現代の名工】 に選出されました。 本品はその記念として限定製作された希少なモデルです。 高価できらびやかな限定品が溢れる現代にあって、この万年筆はまさに円熟の深みや 大ら…
紋様の多様性、描かれた絵・絵付けの楽しさにおいて、おそらく古伊万里というのは骨董陶磁器の中でも抜きん出た存在と、いつも思っています。 精緻なものから、 『これでよいのか?』 と思うほど雑駁なもの、見ているだけで可笑しさがこみ上げてくるようなユ…
如何でしょう、この表情、神秘的なこの雰囲気。 無表情のようでいて、何かを語りかけているような・・・。 能面というものがありますが、一見無表情にも見える面が、光の当たり方によって、 はたまた見る人の心の動きによって様々な表情に映ることはよく云わ…