高取・錫高野 黄玉

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茨城の高取鉱山・錫高野はとにかく広大なズリでしたので、今も変わらないとは思いますが、ちょっとしたハイキング気分で鉱物採集を楽しめる場所でした。
ものの本によると、けっこう色々な鉱物が採集できそうな処、何度か訪れてみたものの、あまりぱっとした収穫も無かったようです。
 
水晶などはけっこう大型のものも見たような気がしますが、手元に残っていたのは比較的小さめながら、形の良いものが一つ。
無色ですが透明感の無いもので、それはそれで良い標本を得られたと思います。
 
ここでは黄玉(トパズ)も採集できるということで、それを本命としていたのですが、
なかなかそれらしい物が見付からず、専ら開放的な自然の中での散策や採集を楽しんだように記憶しています。
 
ところが、後で気付いたのですが、おそらく水晶かな、などと思ってキープした小さな結晶片が一つ、どうもキラキラするし、形も何だか妙・・・
その頃はまだ駆け出しで、見分けも簡単には付かなかったんですが、色々調べるうちに、その無色透明な結晶片がトパーズの特徴を備えていることが判りました。
今になって改めて眺めれば、どう考えても ”トパーズでしょ。” という感じですが。
結晶軸方面に垂直に ”へき開” があること柱面のタテ方向にキラキラと光る面があること
六角形の水晶と異なり、上から見ると、四角形や菱形の形状頭の斜面に蝕像が良く見られること、などなど。
 
手元の鉱物がいったい何であるのか、いろいろと調べてみるのが、実は一つの楽しみなのです。
実際に採集を行ってみれば、見つかるのはキレイで特徴のよく観察できる結晶ばかりではなく、破片であったり、小さすぎたり・・・ 想定はしても、断定しきれないものが結構残ります。
 
■写真 : 高取産の黄玉
 当初は不完全ながら、もう少し長く柱面の一部が残っていたのですが、
 折れてしまい、頭だけの標本に。