塩山・水晶

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草下氏の著述だったか・・・
「水晶は鉱物界の全権大使」
という一節がありました。
 
産出が多く、結晶サイズも大きなものが見られ、非常にバランスの良い六角柱・錐状の頭を持ち、そしてニュートラルな無色透明。
今では私も常識のように 「水晶とはこんなものだっ」 と語りますが、当初は殆ど知識といえるようなものは有りませんでしたし、後部趣味が一般的ではないここ日本では、西洋ほど鉱物の常識は浸透していません。
欧米の著作を読んでいると、意外と頻繁に、例えば比喩としても鉱物が登場します。
鉱物に関する知識が無いと、その文章のイメージも結ばない訳で・・・
 
話が反れました、自身のコレクションをこの機会に覗いてみましたが、たいしたものが無いのに驚かされました。
産地で水晶を見つけるのは比較的容易なことですが、コレクション級のキレイな結晶は、なかなか見付からなかった、ということなのでしょう。
柘榴石の産地にも、トパーズの産地にも水晶はよく見られるので、考えてみれば不思議です。
 
山梨県は水晶の名産地。
そんな中、塩山の産地が現在どのようなことになっているか、私は知りませんが、なだらかな斜面一帯にぶどうの木が植えられ、季節には青葉がいっぱいに茂ります。
そう、このあたりは甲州ワインの産地。
今宵もワインを楽しみましょう。
 
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そうそう、塩山の水晶といえば・・・
拾ってきた水晶は概ね鉄錆などで汚れたものが多く、これを 「酸」 で落とせばきれいになります。
大きなガラスボウルに収穫した水晶を入れ、たっぷりと塩酸を注ぎました。
気化して昇るガスが軽く見えている内は、いくらアホでもそんなことはしませんが、もう大丈夫かと思い、ボウルの上に顔を持っていった時に、普通に吸い込んでしまったのですね。
カァーッ、ときて、くらっ としました。
何事も経験して、初めてその危うさの度合いも判るというものですが・・・
「やばかった」 は良いけど、「やばいことになった」 は避けたいものです。
気をつけましょうね。