例年ブログに 「春庭」 を記録していますが、庭が心から楽しめるのはホントにこの時期だけ。 連荘猛暑の夏は地獄だし、春だってこれからすぐに虫との戦いになるし。 冬は・・・寒いし。
昨年から迎えた クレマチス 。 新枝咲きだか旧枝だったか・・・すぐに忘れてしまいます。 冬季は生きているかどうかも分からないし、誘引も思うようにならないし。 こんなにいい加減で来季はどうかな?・・・と思っていましたが、春先のきざしから芽吹いてあっという間に生育、マクロペタラ が一番に花を咲かせました、嬉しい。 この色、姿かたち・・・私としては理想的な美しさです。
ネモフィラ はナーセリーショップで例年見かける花でしたが、今季初めて庭へ迎えました。 開花しだして仰天・・・ 見くびっていました。 ものすごくパワフルに花を付けます。 ここへ来てそろそろ花ガラを摘むのが大変ですが。
可憐なオダマキ、これまでも幾度かチャレンジしていましたが、盛夏がきつく弱らせてしまうのが通例でした。 これはちょっと怪しい雰囲気の品種で、秋ごろについつい、また手を出してしまいましたが、これまでではもっとも良い状態で開花。 品種名は忘れましたが、花はみな下向きですので地味。 地味花好きですのでぴったり。
この花は食べられるとかで(食べてみたことありませんが)ショップではハーブコーナーにまれに出てくるもので、一年草。 去年は鉢植えで育てるも途中で失速してしまいました。 今季は苗を寒い時期は鉢で養生し、温かくなってきてから花壇に地植えしました。 ここ数日で花茎が伸びあがり、開花。 ミツバチが喜びそうな花です。
ラベンダーはそれこそ今の時期、ショップに大量入荷して賑わいをみせていますが、当地での多年栽培はけっこう難しかったりもします。 特にイングリッシュはきついかな。
フレンチ系で花壇に植えて株の成長を見守っていたものがありましたが、横の樹木が上を覆ってしまって弱り、一度枯らした経験があります。 今季は鉢植で我慢させていたものが、ここへ来て開花していますので、しばらくは楽しめそう。
色変わりの新種ラッシュもいくぶん落ち着いた感のあるヒューケラ。 育てやすく、美しいカラーリーフをいつでも楽しめます。 ついつい寄せ植えに使いたくなることもあって、この冬場にやむなく手を入れなければならなかった株などが少し傷んでしまい、様子見のグループに席を置いていたのですが、春。 見事に葉を刷新し、今は次々と花を上げていきます。
毎年その香りを楽しませてくれるロシアンオリーブですが、あまりにも樹形が偏ってしまい、やむを得ずとても大きな手入れをしました。 バッサリといきましたので、このまま弱って枯れてしまうのではないかと心配していましたが、いつしか葉は新しく入れ替わり、そして開花。 毎晩、帰宅して玄関のあたりに立ち込める芳香につい足が止まります。
今季、というかこの冬の期間。 スミレが好きですので種類も、株数も多いのですが、このチョウの幼虫はスミレ専門で、例年苦労が絶えません。 あまり干渉しないように努めていますが、鉢植えに取り付かれてしまうと、だいたい地上部が全滅となります。
それはさて置き、だいたい冬場は・・・それこそ寒期は活動を停止して姿を消すのが
普通ですが、この冬は違いました。 それこそ寒い日が続けば彼らは活動を休止していわゆる冬眠状態になりますが、すぐに温かくなり活動を再開します。 圧倒的に暖かい冬だったということなのですが、それが本格的な春を迎え、パワー全開。 この調子だとスミレの株たちは再生が追い付かないかもしれません。
ハチたちも、さっそく始動。 はやくも巣材をあさっている感じ。 この時期は女王バチの単独行動が多く、攻撃性も見られませんが、とにかく忙しそう。 せっせと木材をかじりだしたら危険信号、巣づくりを阻止すべくチェックも忙しくなります。
お隣さんに スオウ の樹があり、いつもそちらが先に開花します。 まず花が咲いて、その後で美しく色付いた大きな葉が出ます。
この時点で新しい葉が出ていないのは イギリスナラ の類。 コンコルディア も アトロプルプレア ももう少しのところ。 例年こんなに遅かったっけ?・・・と不安になります。
ニゲラがコボレ種から庭のあちらこちらで顔を出していますが、どれも小さくて花まではどうか、という感じです。
昨年くらいから少しずつ庭に入れた一年草たちは逞しく、コボレ種から芽吹きます。 今季その代表は 黒いポピー、そこここで花が咲いていますが、株も花も小さめです。 肥沃な花壇やプランターで育てたものとはサイズが違います。
さて、花の終わったミモザは剪定しなければなりません。 今季は腰痛で作業がどうにも重たい。
庭作業をしている私を見つめているのは オカメ の クロイ。