倉敷の旅 熊本 ~ 倉敷・一泊旅行

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「倉敷」 という地名を知らない方は少ないように思います。
私はかねがね倉敷の民藝館を訪ねたいと思っておりましたので、それをまず旅の目的に。
掘割、水郷、そして美しい白壁の旧景観地区がまず目に浮かぶ倉敷の町ですが、近代の紡績工業地跡を利用したアイビー・スクエアや、またその伝統から興ったかはよく知りませんが、現在は高品質なデザイン・デニムの一大発信地となっているのがユニークです。
その中心となっている ”ジーンズストリート” は旧景観地区(美観地区)とは少し離れた場所、車で動けば20~30分ほどでしょうか、児島という町に存在します。
 
熊本から出発は福岡周辺の渋滞を避けるべく夜の11時、片道500kmの工程です。
近ごろめっきり気力体力がもたずロングドライブを避けておりましたが、意を決して出発。
九州自動車道ゴールデンウィークの最中とは云え、この時間は渋滞箇所も無くスムーズなドライブでしたが、未明から明け方にかけては霧に注しながらの運転となりました。
ちょうど、広島の空港近辺でも霧がたちこめ、先日の航空事故はこのあたりであったか・・・
などと思いつつ、とにかく近づけるところまで・・・ と距離を稼ぎます。
 
こんなに早く町に出ても仕方ないので、倉敷の少し手前のパーキングで休憩・仮眠。
初日はジーンズ・ストリートに照準を定め、早島インターで高速をおり、まだ混雑もない公営と思われる駐車場へパーキング。
 
 
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連休中の観光は駐車場の確保も大変であろうと想像していた通り、私たちが戻る頃は、この駐車場もほぼ満車の盛況でした。
時刻は10時前、まだ開けている店もまばらでしたが、道の上に渡したシャツが、ここが目的のストリートであることを教えてくれます。
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店を練り歩くのに没頭してしまい、その間の写真が何も無いことは後で気付きました。
総じてジーンズ愛好家には楽しい散策となりましょうが、良いものは価格もそれなりですので、お財布と相談は必要です。
今回、試着までしたデニムのパンツが2点ありましたが、価格はそれぞれ 2万8千円 と 2万4千円。
旅先ですので、財布のヒモは緩みがちですが、結局購入には至らず。
トホホ・・・
 
本日の宿は街の中心近くのホテル。
連休中はイベントもあるようで、市街中心部への道は大渋滞でしたが、とにかくホテルの駐車場も先着何台と云うことなので、とにかくチェックイン。
車を預け、夕方までの時間を利用し、目的の日本民藝館へ、向かいます。
 
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■民藝館の表札
 
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■館内の様子
 
民藝館は全国に数ヶ所にあります。
これまでに東京、松本、そして熊本の民藝館を訪れましたが、お好きな方ならゆったりとした楽しい時間を過ごせると思います。
”ゆったり” といえば、ここ倉敷の民藝館は美観地区のお堀端、まさに観光スポットの中心部に位置し、ご覧のように本館の外観もまさに倉敷を象徴する白塗と表情豊かななまこ壁のコントラストが美しい、木造2階建の古い建物です。
ゴールデンウィーク最中と云うことで、外は大そうな賑わいで混雑しておりましたが、この民藝館に足を踏み入れる方は稀。
倉敷と云わず、どこの民藝館もおおよそこのような状況ですので、別段おどろくことは無いのですが、「運営、大変だろうな・・・」などと思うわけです。
皆様もぜひ、一度足を運んでみて下さい。
 
ほど良く日も暮れて・・・
といいますか、まだ明るくても車さえ置いてしまえばいつでもお酒をいただけるのが旅先の楽しみ。
この日は地ビールと地酒を美味しくいただきました。
 
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2日目、まず訪れたのはこれまた景観地区の中心部、大原美術館
民藝館を主眼に据えておりましたので、あまり考えも無く訪れましたが、展示の絵画コレクションは密度も濃く、久しぶりの美術館探訪の機会を得て、なかなか幸せな気分を味わうことができました。
 
大原美術館 公式サイト