2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

紋様の楽しみ --古伊万里の器--

紋様の多様性、描かれた絵・絵付けの楽しさにおいて、おそらく古伊万里というのは骨董陶磁器の中でも抜きん出た存在と、いつも思っています。 精緻なものから、 『これでよいのか?』 と思うほど雑駁なもの、見ているだけで可笑しさがこみ上げてくるようなユ…

長崎・外海の海と空。

天草のレポートでは、遅い時間に撮影した写真ばかり掲載しておりましたので、 少し明るい絵が欲しくなりました。 撮影場所は長崎、外海の海岸沿いです。 青い海と青い空。 取り立てて解説するような風景写真でもなんでもありませんが、ドライブをしていると…

シングルピースの美しさ --カステル・イントゥイション万年筆--

以前ご紹介したDupont社の万年筆がそうであったように、こちらの万年筆もちょっと特殊な構成がデザイン上の大きな特徴になっています。 ”シングルピース” などと云っておりますが、グリップ部分が軸と一体構成になっているもので、比較的新しいもの、新製品…

島原の乱の一舞台、天草苓北・富岡城

天草のドライブで、立ち寄ったもう一つの場所、富岡城もご紹介しておきます。 日本各地、様々な歴史の舞台が残っているわけですが、ここでご紹介する富岡城も、やはり 江戸時代初期、いわゆる天草・島原の乱における幕府側の拠点となったところ、 『一揆勢…

意外と無い、新しい発想の製品。 --スケジュールファイル/リヒトラブ

文具業界を眺めておりますと、製品についてはやはり多品種少量生産の傾向にあり、 新製品のリリースも多いのですが、その分、それ以上に廃盤製品も多く、販売する方も 振り回されることしきりの感があります。 ライフサイクルはどんどん短くなるような、とい…

小さな漁村にひっそりと佇む小さな天主堂。 --天草・崎津天主堂--

天草というところは、江戸初期のキリシタン・天草四郎によく知られている通り、キリスト教信仰とは 切っても切りはなせない、密接な関係がある土地です。 ご存知カも知れませんが、この地にはいくつかのキリシタンの隠れ里があり、それぞれに特徴のある 礼拝…

手帳再考。

巷で話題沸騰の iPad、最先端を行くアイテムとして、各種メディアのプレス発表も相次ぎ、 想像はしていたものの、やはり大きなムーブメントの本流となることは間違いないようです。 既に一世を風靡した感もある iPod もしくは iPhone は、それこそ手のひら…

1週間分のおくすりを一覧管理。

お薬の服用は何かと煩雑で、ドクターの指示通りに飲めなかったり、私などは喉もと過ぎれば 何とやら・・・ というやつで、最初は用法を守っていても、いつも尻切れで・・・・ そんなだらしない性格ですから、このような製品があっても使いこなすことはできな…

小石原焼?小鹿田では?

九州には多くの窯があり、焼物すきには飽くことの無いことと思いますが、以前からよく足をはこんできた 有田や唐津などのメジャーばかりでは見識が広まらぬと思い、先の連休に "いつもは行かないトコロ” という 趣向で、ひと足伸ばしてみることに致しました…

トンパの鳥

トリのモチーフについて、一つ。 中国は雲南省、山深い卑怯に伝来する、原始的な絵文字 (象形文字) に 『トンパ文字』 があります。 麗江奥地に少数民族の文化を背景に生まれたトンパ文字に現される 「トリ」 たちの、そのあまりにも イキイキとした表情に…