意外と無い、新しい発想の製品。 --スケジュールファイル/リヒトラブ

イメージ 1
 
 
文具業界を眺めておりますと、製品についてはやはり多品種少量生産の傾向にあり、
新製品のリリースも多いのですが、その分、それ以上に廃盤製品も多く、販売する方も
振り回されることしきりの感があります。
ライフサイクルはどんどん短くなるような、というよりも、各社とも生産の見切りが早くなったような、気が致します。
 
毎季、新製品は多々あるのですが、これは新しいコンセプト!といえるものは、ありそうで無いのが現状です。
日本の文具は世界一、細かい気配りに満ち溢れている・・・と云われていますが、お客様への説明はけっこう大変です。
 
新発売から少々、時間が経ってしまいましたが、この製品は新しいな・・・と思ったものをご紹介いたします。
当時はテレビでも紹介されたりして、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
 
題して ”スケジュールファイル” です。
ということで、写真とタイトルでどんなものかは分かってしまうかもしれませんが、
いったいどこに ”新しさ” を感じたか、ちょっとだけ。
 
この製品、ファイルとはいっておりますが、”綴じる” ということをしません。
ご覧のように、ひと月31日分のインデックスが着いておりますが、実体はその仕切り板のみ。
要するに、間にどんどん挟み込めっ! というわけです。
普通に考えれば、大事な書類などが落ちそうで、このようなモノはつくりづらいのですが、そうならないための工夫が、ちゃんとある訳です。
書類が落ちない (厳密には、落ちにくい、または、簡単には落ちない) となれば、
綴じたり外したりする手間が掛からない分、使いやすいですよね。
 
このコンセプト、とまで云って良いかは分かりませんが、メーカー開発者の ”思い切り” が、私には新鮮に感じられました。
やはり、説明は大変ですけど。
 
●スケジュールファイル ・ A-4400 / LIHIT LAB.
 
イメージ 2