カササギを追って   --- 佐賀平野 ---

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先日ぼんやりとテレビを見ていると、NHKのローカルプログラムで九州電力の方が
「電柱にカササギが巣を作って、保守が・・・・」
というような事を云っておられました。
カササギかぁ。見たこともない鳥だけど・・・」
などと思いながら眺めていましたが、登場した鳥の姿を見た瞬間、かつて偶然その鳥と遭遇した時の記憶が鮮やかによみがえりました。

「これが・・・ かささぎ? あれはカササギだったんだ・・・ 」
中型でカラスよりはひと回り小さく、黒と白のシックでコントラスト溢れるカラーリング、長い尾羽をなびかせる美しい飛影。
 
 
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●カラスペンギン?                       
●長い尾羽が美しく、優雅なフライト
           
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●ブラックとホワイトに加えて美しい瑠璃色の羽が。
  
当時、それがカササギという鳥であるとは知らず、思いもせず、とにかくその美しさに驚きもし、大そう珍しい瑞鳥に出会ってしまった・・・ 
などと思ったものでした。
カササギだったとはねぇ。
 
「サギ」 と云うから、もっと大形でサギっぽい鳥を勝手に想像しておりましたが、実際のカササギはよく見ればカラスに似ていますし、種も近いよう。
人間との間合いの取り方も、アツカマシいカラスに比べれば、ずいぶんと臆病ではありますが、確かに似ています。
●ヒツコい観察者から、一時退避。
                                        
番組の放映から一週間、もう営巣の時期は終わって会えないかも・・・
などとは考えもせず衝動的かつ無計画に足を運んだ、かつて出会いの地、佐賀平野
想いのほか多くの番を観察することができましたが、なぜこの狭いエリアのみで生息している?
この場所にこだわる理由は何なのか?
疑問は尽きません。
 
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●のどかな春の佐賀平野の風景。
 
Wikkipedia 「かささぎ」
 
【抜粋】
日本では佐賀県佐賀平野一帯)や福岡県筑後平野一帯)といった有明海を取り囲む平野部を中心に生息していたが、近年は糸島市福岡市西部にも分布を広げている。
また、北海道長崎県熊本県大分県の一部地域でも少数が生息している。
ハシブトガラスのように群れを作らず、主にツガイ、もしくは巣立ち前の雛と少数単位で暮らす。
また、ハシブトガラスよりも一回り小さく、黒地に白い羽を持つ。