何度かその声を聞きつつも、姿を見ることができなかった サンコウチョウ。
この日は運よく出会うことができました。
美しいブルーのアイ・リングやオスの長い尾羽。
こんな鳥がいるから不思議です。
夏鳥らしく、森のグリーンを背景に撮影することができました。
子育てに奮戦中のツガイ。
親鳥のオスとメス、そしてヒナは三羽。
ヒナたちはもう巣から出て、木の枝でお団子になっていました。
ヒナたちはまだ 何の子 か分からないくらい、特徴の無い姿。
カラスが近づくと、親たちは即座にスクランブル発進、激しく追い立てる姿は勇ましいものですが、カラスとサンコウチョウでは勝負にならないように思える戦いも最後は気合の差でしょうか、見事に追い払って見せました。
高い木の上での出来事でしたが、飛び立ったオスの長い尾羽をなびかせる 十字形の飛影 が目に焼き付きました。
滅多に訪れない好機でしたが、後で振り返ってみれば大した写真も撮れずじまい。
羽を広げた姿も撮れていないし、親がエサを与える瞬間の写真も NG。
やはり、森の中の撮影は難しいなと実感します。
技術を磨き、器材や機能を使いこなすように努力するしかなさそうです。
それでも、それでも、嬉しい出来事。
今朝、もし寝坊して訪れていなかったら・・・
森の中、同好の方とお話をしていなかったら・・・（ありがとうございました）
あの小道を選んでいなかったら・・・
写真だって一応撮れましたし、ヒナにまで会えた。
親鳥たちから威嚇（警戒鳴き）されるくらい近づけたんですから。
■撮影地 ： 熊本市 立田山
