カモ図鑑をつくろう! fig.18 番外編 ハイブリッド・雑種

 

偶然に出会うことのある、いつもと何か様子の違うカモ。

異なる種を親に持つカモ、私も何度か出会うことがありました。

現実的にはいろいろな可能性があるジャンルで、その場や外見で判定できない事もあるかと思います。

 

オス・メスの別であったり、またどちらの特色が強く出ているかなどで、彼らの外観は様々なようです。

もしも出会う事があって、そして写真に残すことができたら・・・

こちらにストックしたいと思っています。

 

 

Ex. 01 【 マガモ × カルガモ

 

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撮影は 2021年1月、場所は横浜。

この組み合わせ、巷では「マルガモ」などと呼ばれている様です。

カモの群など観察していると、確かに両者が混合の群や水場を共有しているシーンに多く当たりますので、比較的多くみられるカモしれません。

種も近い両者です。

インコ など、ヒトにより品種を改変するジャンルではよく聞く話ですが、ハイブリッドは生殖能力が失われる事があります。

彼らはどうなのでしょうか?

 

シルエットや体の大きさ、クチバシ先の黒い三角点などはマガモに見えます。

真っ黒な優しい瞳も、カルガモではなくマガモの表情。

発色は僅かですが頭部のグリーンや首元のラインなどマガモ・オスの特徴ですが、尾羽のカールは無いか、ごく弱めです。

肩羽根から両翼の紋様は カルガモ に近いように感じます。

 

オスであることは間違いないように見えますので、いまだに エクリプス の可能性をぬぐい切れずにいます。

が、彼はカルガモの小さな群と行動を共にしていましたし、季節は真冬の1月。

群に受け入れられている様子でしたが、彼だけが目立ちますので自然と目が行きます。