カモ図鑑をつくろう! fig. 05 マガモ

和名 【 マガモ 】 英名 : Mallard 

 カモ科 マガモ

 

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マガモ・オス 2021年 2月 熊本県阿蘇市

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オス・エクリプス 2021年 6月 熊本市 白川

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マガモ・メス 2021年 2月 熊本県阿蘇市

環境にもよるのでしょうが 「カモ」 と聞いて真っ先に思い浮かぶのが、私などは身近な カルガモ か、もしくはこの マガモ でしょうか。

よりヒトに近く生活する カルガモ に比べ、マガモ はまさに 野生の象徴 と思えますのは個人的な見解に過ぎるでしょうか。 

干潟などでは大きな群となって目を楽しませてくれます。

 

冬場は全国的に観察できる種、オスの頭部は鮮やかなメタリック・グリーン一色。

光の当たり方で パープル から ネイビーブルー の光彩を放ちます。

首の色変わり部にはホワイトのラインが浮き上がるカラー・ゾーニングです。

黄色いクチバシの先端には逆三角形の黒斑が見られます。

尾羽の先が クルン とカールしているのはマガモ固有の特徴かもしれませんが、メスには見られないオスだけの特徴、メスは多くの種のように茶系のキジ羽根です。

体の大きさだけでなく カルガモ に近似の種であると、直感的に感じます。

 

海から河川、調整池や湿地など、いろいろなロケーションで出会いますが、他のカモたちと比べるとややヒトへの距離をとっているようで、不思議と表題に使えるような写真が撮れなかった印象が残っていますが、近ごろではようやくコツをつかんできたと云うか、やはり撮影はロケーションですかね。

翼鏡は鮮やかな ブルー ~ パープル。

 

小さな群では カルガモ と行動を共にしていることも多く、交雑種も多くみられるという事です。

「マルガモ」 などと呼ばれますが、私自身も既に数例を観察しております。

その他の種との交雑種も多くみられるそうで、出会いが楽しみです。

まさに 「ロード・オブ・カモ」 、マガモでした。

  

 

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2021年 3月 宇土市

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オス メタリックな光彩 2021年 3月 宇土市

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マガモの群 2021年 1月 熊本県玉名市

 

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オス 干潟で食事する光景 2021年 2月 熊本県宇土市

 

 ●2021年 6月16日 エクリプス写真追加