ようやく足を運ぶことができた、立田山。 夏シーズンの探鳥、水鳥のように必ず会える保証は無く、そう、去年は空振りも多くありました。 樹々は葉を生い茂らせ、薄暗い森の中。 やぶ蚊たちもここぞとばかり襲い掛かる、過酷なフィールド。
まず訪れたポイントは昨年、サンコウチョウの子育てを観察できたエリア。 が、今年は気配が感じられず、美しいトンボの撮影に切り替え。 去年もそんなことをやっていたと・・・ 歴史は繰り返します。
鳥たちに出会う気配も感じられないので、場所を変えます。 まず出会ったのはコゲラ、巣づくりに忙しい様子。 また後日、ヒナに会えるかもしれませんので場所を覚えておきます。
コゲラを撮影していて、気付きました。 かなり遠くと思いますが、確かにサンコウチョウの声。 ホイ ホイ ホイ は聞き間違えることがありません。 声の方向を頼りに、移動してみると、居ました。
出会ったのはメスかと思いますが、手持ちのカメラを真上に向ける樹上の撮影。 捉えられたのもほんの一瞬でした。 それでも今季初の出会い。 今年もまた、しばらく楽しませてくれそうな予感です。
サンコウチョウを撮影していると、またその先で単調な、繰り返しの鳴き声。 これ誰の声だったか・・・
主を探して、声のする方へ。 いたのはアオゲラ。 まともに姿を見たのは初めて。 夢中でシャッターを切りますが、どうにも手応えが感じられません。 こんな時、同じ写真をいくらとってもロクな結果にならない事は、経験で分かります。 まともな写真が撮れなかったのは残念ですが、出会いは大きな一歩。 楽しみは、これからです。
■撮影地 : 熊本市