水辺の風景 2024年2月18日 小鳥たちの水のみ場で

季節はまだ2月を半ば過ぎた頃、気温が20度を超える日がたびたびあります。 庭の植物たちはせっせと活動をはじめているのが見てわかります。 ミモザの花も思いのほか早く、開花。 

近ごろは水辺のトリたちばかりを追いかけていましたので、この日は森へ足を延ばします。 今季出会っていないトリの姿を探しに行きました。

 

前回訪れた際はあまりにも不発で、まったく収穫なく帰路につきました。 やはり森は難しくて、この日も山道に鳴き声は幾重となく響きあっているものの、姿を捉えることができるのは稀で、撮影もしかり。

などとやっている時、覗いていたファインダー内の視野を瑠璃色のトリが横切りました。 相方が反応して撮影を試みたものの・・・ 証拠写真とはならず、判別の難しいショットに。

 

 

写真は背面側からですが、見てのとおり 「総瑠璃色」 の姿。 時期的にすぐ 「ルリビタキ」 かと思いましたが、どうやら違う。 証言では「ヒタキよりも大きく感じた」ということで、いったい誰? 疑うなら コルリ あたりですが・・・ 2月ですよ? 

瑠璃色のトリに選択肢など、そんなにはありません。 せめて正面側面の雰囲気だけでも写っていればというところですが、残念ながら写真はコレだけ。 謎を残されるとまた通ってしまいそうですが、もう会えないのはよくあることです。

季節が早く、どんどんと巡っているとすれば、鳥たちの移動が始まっているのかもしれません。 となると、思わぬトリに出会うものですが・・・ この日はもう二羽、水場で見慣れないトリに出会いました。 

その一羽がこちら。

 

 

マミチャジナイ? でなければ シロハラ のメスってとこか。 これまた画像があまく情報不足。 顔の太い白眉など見ていると、マミチャに近い様な気がします。

もう一羽は水場を観察中にすぐ近く、道を横切った瞬間を相方が発見。 その辺にまだ居るような気配は続いたものの、その後に撮影機会は得られず。 こちらはむしろ留鳥と思いますので 「この辺に居たんだ」 と新たな発見とも見られますが、季節的な移動もあるのかもしれません。 

 

 

こちらの正体は ガビチョウ で間違いないでしょう。 居るところにはいるのかもしれませんが、私たちは初見でした。

今回観察した水場は ”穴場” 的な場所でもなんでもありませんが、眺め続けているうちに小鳥たちが入れ代わり立ち代わり顔を出します。 ただ、ちょっと薄暗くてSS・ISOは重たく、前景には植物が茂って撮影しにくいロケーションでした。 

この季節らしく シジュウカラメジロシロハラ・スズメ が水を飲み、時には水浴び。 森の撮影もホットな水場さえ抑えれば、山中に分け入ってこちらから出向く必要がありません。 

 



立田山の森をあとに、夕方前の江津湖へ向かいます。 森とは違い、いつも被写体には困らない場所です。 車を停めて降りるとさっそくエナガが姿を現します。

 


■撮影地;熊本市