水辺の風景 2024年2月12日 港から干拓地へ・冬シーズンの終わりの予感

 

ここから一だんと春の陽気になるとすれば・・・ 意識せずにはいられません。 冬シーズンの終わりを告げる、この陽気。 そういえば潮目も悪くないのに、カモたちの数が少し少ないような・・・

例年そんなことばかり書いているので笑えますが、今年はとくに冬が短そうな気配。

 

 

潮の加減に合わせてカモたちが少しずつ移動します。 観察は堤防から、ちょうどそれを横から眺めるポジションは、飛翔する鳥たちを撮影する練習には絶好の機会となります。 相変わらず手持ちでの撮影、特にこのポイントは防波堤の高さがあるので三脚では撮影ができません。 T4 はトリ認識が甘いのでシングルポイント AF + MF 微調整の連写ですが、連写すべてにピンが来ることはまずありません。 T5 を使用する時はできるだけトラッキングコンティニュアスの利用を試しています。

相方が新たに迎えた α6700 はAFが優位で鳥目を捕まえてくれるようですが、操作に慣れるべく奮戦中のようです。 撮影しやすいカモたちをモデルにこんな練習ができるのも、残り僅かな時間です。

 

 

防波堤内、クリークのトリ風景、いつものヤツら。 

 

 

 

クロツラヘラサギから三枚は初めて訪れた玉名方面・池での景色。 この日は ミコアイサ のメスが見られましたが、どうしても湖面の中央付近に陣取る姿は遠く、光量も足りずに好い絵が撮れませんが、記録として掲載。

 

 

玉名の干拓地は何といっても冬季がハイシーズン。 なのですが、、、 全体的に飛影が少なくてちょっと寂しい風景でした、タゲリも居ないし。 今季を振り返れば、やはり全体に収穫が少なかった印象です。 

この日は ホシムクドリ の一団を樹上で撮影することができました。 マナヅルも離れて二組を確認。 

トリたちはその年ごとに、越冬に最適な場所を選びます。 もちろん気候変動もありますし、耕作地の状況も毎年同じわけではありません。 この干拓地でいえば、今年は水を張った休耕地が少なく見えました。 それともう一つは大きな土木工事の影響。

以前どこかで ”渡り鳥たちは海岸線を覚えている” という説を読んだ覚えがあっるのですが、それこそこの肥沃な干潟と干拓地は有明海に面するこの地方に長大に広がっています。 望ましい場所があれば、鳥たちはそちらへ流れていくのは自然な事です。 

 

 

今季はチョウゲンボウと会いまみれる機会があまりなかったのですが、この日は遠目にホバリングしている飛影があり、建物に留まるのを見届けて撮影しました。 あまりにも遠くてかつ逆光でしたので、確認写真だけ撮ってその場を後にしました。 帰宅後に画像を見ると・・・ どうもチョウゲンボウではない。 何だろう? ハイタカ

リファレンスしてみると、特徴的なアイリングはどうやら ツミ。 写真にはなりませんでしたが、私たちにとっては初めての出会い。 こんどはもっと近くで会いましょう。

 

 

■撮影地 : 熊本市玉名市