水辺の風景 2023年11月12日 干拓地・冬の訪れを告げる鳥たち

 

前回、訪れた時に 「水を張った耕作地が無い」 と嘆いた干拓地。 それからまだ間もないので、この日はどうかと恐るおそる覗き見た干拓地の風景・・・ おぉ、水を張っている! そしてやはり、水さえ張っていれば様々な鳥たちが集まってきます。 

この日は前回会えると思っていた鳥たちに出会うことができました。

 

まずは 「水さえ張っていれば・・・」 で出会えた鳥たち。 タゲリは今季初、きちんと渡ってくるのが嬉しい。 またしばらくの間、目と耳を楽しませてくれそうです。

 

 

 

例年この地で観察される マナヅル、今季はじめての出会い。 こちらも例年、タゲリと同時期に出会うような気がします。 ツルが飛来しますと、この干拓地を訪れるヒトが急に増えます。 姿かたちも美しいですが大きな体とは思えない優雅な飛翔、そして鼻奥で響かせるような遠くまで聞こえてくる鳴き声が情景を支配します。

実はこの日、熊本の白川河口から海辺の道へと進んだあたり、空を整然と並んで南へ向かう四羽の飛影を見かけていました。 遠目でしたが大きなシルエット、等間隔で縦列を組んで崩さない様子を見て 「あれはツルだな」 と考えていました。 推測でしたが夜が明けて明るくなり、塒から採食地の横島干拓地へと向かうところ。

果たして、来ていました。 私たちの方がかなり遅れて到着・・・ なんて、この四羽と特定することはできないのですが、可能性は高いカモしれません。

 

 

 

もう一種はムクドリ。 群がハデに旋回していたので気付き、ファインダーでのぞいて見ると・・・ やはり ホシムクドリ がかなり混じっています。 混群。

 

 

ムクドリ留鳥、夏シーズンはコムクドリを、冬場は ホシムクドリ を群に迎えて過ごす事が多いようです。 今年は ギンムクドリ も一羽だけ見つけることができました。

 

■撮影地:熊本市玉名市