水辺の風景 2023年8月27日 南阿蘇へ

先日の雲仙山中での体験が残像として残り、山へ繰り出しますが・・・ やはりこの季節、森での探鳥は少しちょっと難しいようでした。 

気を取り直して、水源や水脈を気ままに散策しました。 

 

 

河辺を探っていて突然出会った黒い鳥。 正体はどうやら カワガラス。 ずんぐりとした体躯、カラスよりは小さく、遠目ですので最初はそれこそツグミかと思いましたが、全然違う。 河原に居ましたが警戒心が強いようで、私たちの出現ですぐに奥の護岸ブロックに逃げてしまいました。

余談ですが、カワガラス。 そんなものが居ることは近年になって野鳥の本で知りましたが、マークを見ると、そんなに珍しい鳥というわけでも無いらしい。 とずれば、これまでの人生、なぜ出会っていないのか・・・ などと考えてしまいます。 

今回は 阿蘇 というキレイな水と標高高めのロケーション、市街地や海辺の水路には生息しない種なのでしょう。 実は前回この場所を訪れた時に彼らを見かけ、見られる可能性のある場所としての再訪でした。 いつも2羽でいるようで、おばけキャラのようなコミカルな感じ・・・ なのですが、今回もまともな撮影とならず、また次の機会を楽しみにしています。 

 

 

こちらは水源の地を散策している時、小さな橋から見下ろしたところに休んでいた カモ。 どう見てもほとんど カルガモ ですが、何か雰囲気が違う。 この様な上流でカモに出会うとは予想しておらず、目が合った時にドキッとしましたが、私を見てもあまり怖がる様子はありません。 カルガモなら騒ぎ立てながら飛んで逃げるところ、そんなことも違いの一つかもしれません。

羽衣は・・・ マガモ・メスみたいにはっきりとした柄、目やアイラインはカルガモ、クチバシに黄色い部分は見られません。 なかなかパキッとした美しい羽衣です。

 

 

水源地には多くの オハグロトンボ が生息しています。 美しい姿容、光彩を放つ色彩。 しばしアールヌーボーを楽しみます。 

アテの外れた南阿蘇を後にして、家路につきます。 が、そのまま家を通り過ぎて港エリアへ。 夏もそろそろ終わりを迎える、港エリアの記録。

 

 

シギは相変わらずの アオアシシギセイタカシギ。 トウネン が一羽だけ混じて見られます。 防波堤の外を覗くと、チュウシャクシギ が一羽だけ来ていました。 やがて訪れる 移動の季節 を予感させます。