日増しに暖かくなり、春の到来を確信する季節。
樹々の葉は新しく芽吹き、新しい花が庭に色彩を取り戻します。
昨年、ミモザはミノムシの大発生でかなりのダメージを受けました。
今年は早めに予防策を講じなければいけません。
また地植えして三年目、急速に大型化してしまったこの樹木の剪定方法も、試行錯誤が続きます。
今はただただ、花を楽しんでいますが。
アネモネはフルゲンス種を主に、地植の2年目。
アネモネと云わずどんどんと品種改良がなされ、毎年のように新しい花が店を飾りますが、大きな花弁ではなく、小さめの花でシンプルな美しさが際立つこの ”フルゲンス” にひかれて昨年の花期に購入したものです。
それまで球根の植物を扱った経験が無く、初めて冬を越しただけに開花が嬉しい。
新葉が健全に繁ってきていたのであまり心配はしていませんでしたが。
朝方に見た姿と、帰宅後夕方に見た時では立ち上がった花茎・つぼみの数がまったく違いました。
葉の下に隠れていたのでしょうが、驚きの急成長。
一週間後が本当に楽しみです。
こぼれ落ちた種で自生した野路スミレの株。
冬を越した昨年の葉、大きく色の黄ばんだ 古い葉 を先日摘み落としました。
新しい深い色味の葉だけを残し、容姿がぐっと締まりました。
スミレらしい、質素で美しい姿をもうしばらく楽しめそうです。
常緑のロシアンオリーブですが、ここ最近は古い葉が落ちて貧相でした。
ですが、こうして新しい芽が出ておりますので、あっという間に美しいグリーンに戻るでしょう。
花芽もたくさん付いていますが、このロシアンオリーブと、隣のミモザの樹には毎日ヒヨドリが来て陣取っていますので、また荒らされてしまうかもしれません。
彼らを見ていると、花やつぼみを食べているんだか、それともただ引きちぎって遊んでいるのか・・・
とにかく昨年は殆ど赤い実が付きませんでした。
放置しておけば今年も同じ結果に終わるのでしょうから、何かすべきなのかもしれませんが、ヒヨドリを寄せない様にするのは難しそうです。
せめて実になってから食べてくれれば好いのに、といつも思います。
冬の庭で孤軍奮闘していたクリスマスローズの花。
ある意味とても地味な花ですが、4年目のこの株はたくさんの花を付け、長く楽しめています。
鉢植えですがだんだんと株も立派になり、花の数も増えてきました。