セイタカシギ と アオアシシギ でしょうか。
異なる種ですが、しばらく眺めていてお互いに離れないよう、いっしょに行動してることがわかりました。
姿があまりにも違うデコボコ・コンビですが、この日は辺りに他のシギやチドリの姿も見えず、寄り添って過ごしていたのかもしれません。
シギの種類を判別するのはけっこう厄介です。
それにしてもセイタカシギ、オレンジ色の脚の長いこと。
ここまでの撮影地:横島干拓地
鳥たちには、それこそ街中でもフィールドでも、どこででも出会えるのですが、はじめて訪れた横島干拓地の経験は、いわゆる ホットスポット の意味するところを理解しました。
種類の多さ、そして密度。 結果的に猛禽類も豊富であること。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
撮影についても、いろいろと考えさせられました。
小鳥たちに逃げられずに撮影するには、もちろん望遠レンズの環境が必須です。
通常、撮影に使用しているのは CANON PowerShot G3X というコンパクトデジタルカメラですが、これが光学ズームで 600ミリ 相当の望遠が効きます。
一眼レフは基本高画質の絵が撮れますが、この域で器材を揃えようとするともの凄い重装備と、そして超高額レンズに泣かされることになります。
が、この G3X は10万円でかなりおつりが来る価格帯で入手でき、かつある程度の高画質を得ることができました。
それなりに重量のある機体ですが、一眼のバズーカ砲を持ち歩くことを考えれば天国と地獄、また、三脚を使わずにスナップ感覚で使用できることは絶対的なアドバンテージです。
ただ、野鳥の撮影をしばらく行ってみて、やはりAF主体のピント合わせがとても難しく、抜けたり手前の木葉や周りの枝にフォーカスを持っていかれたりと、現在も苦戦が続いています。
そもそも視力や眼鏡の併用、進み行く老眼の問題などもあり、液晶パネルを見ていても合照など確認できる訳も無く、何かコツみたいなものは、また、その様なセッティングが無いものかと試行錯誤が続いています。
そんな中で今回、新たに導入したのが EVF。
純正の電子ビューファインダーは想像していたよりも鮮明で使いやすく、これを使用することで晴天下で液晶パネルが見えない現象が回避でき、また超望遠時に被写体を見失うことも減りました。
飛ぶ鳥の姿なども目を離さずに追いやすくなりました。
液晶を見る時に必要だったメガネが不要となり、今のところは良いことばかり。
またしばらく使い込んでみて、さらに好い写真が撮れるようになると好いのですが。
もうしばらくの、この冬の季節。
まだまだ楽しみたいと思っています。