グースの越冬地を訪ねて・第四日 2023年12月3日 仙台周辺のトリたち

■ 蒲生干潟に集うトリたち  

この日はフライトの刻限があるため、仙台市街から空港へと向かうコースを意識して訪れる場所を計画していました。 まず立ち寄ったのが 蒲生干潟。 ここでは コクガン に会えるという情報がありましたので、期待していましたが・・・

 

 

改めて思う 「ところ変われば・・・」 のフレーズ。 改めて コクガン に出会うことができたのは本当に嬉しかった。 ただ、どうもこの日は、というか伊豆沼でもそうだったのですがカメラの調子が悪いのか、使い方が悪いのか。 さほど遠いとも思えないロケーションの撮影で結ぶ画像に精細さが得られない現象に直面、本当に参りました。 妻の方はと云えば蕪栗沼あたりからカメラが制御不能になるトラブルが相次いで起こるなど、機材のトラブルってのは嫌なものです。

それでも、この風景は ”今” しか撮れないわけですから、たくさん撮って、少しでもよさそうな写真を記録しました。 

 

 

今まであまり観察したことの無いトリがもう一羽、ホオジロガモ です。 地元では港周辺、はるか彼方にかすかに視認できたことが一度ありました。 今回はそれよりもはるかに近距離、撮影にも悪くない条件。 ですがカメラ(または自分)は絶不調。 ちょうどパタパタの撮影もできていただけに、つくづく残念。 もの凄い表情豊かなキャラクターで、すぐにこのトリのファンになりました。

 

蒲生干潟 遠景

 

 

■ 大沼のトリたち  

フライトまでもう一か所くらいは寄れそう・・・ ということで、多くの水鳥が集うらしい 大沼 を訪れることにしていました。 私たちの地元でもよく見るような見渡す耕作地の中、これと云って特徴を感じない水場には見えましたが・・・・ なるほどたくさん居ます。 多く見えるのは オナガガモ でしたが、何が違うって、ここでもたくさんの ハクチョウ が見られます。 一見して コハクチョウ が多いようにも見えますが、白鳥 は本当に普通に見られるトリなのですね、この辺りでは。 

それと、ここのトリたちは何故か逃げない。 なんでこんなに近くで平気なんだろう? お国柄でしょうか? 

 

コハクチョウ・・・ たぶん

 

バンザイ・シリーズの記念すべき最後は ミコアイサ。 こちらも今回、訪れる先々で楽しませてくれたトリです。 カモたちが寝ている中、一人で忙しそうに動き回っている様子が何だか可笑しく思えます。

 

ツキナミですが、長いようであっというまに過ぎた休日。 天候に恵まれただけでも良とするところ、コクガン にも会え、雁たちの世界を体感できたかけがえのない経験となりました。 ハクチョウ たちに別れを告げ一路、南へ帰ります。