水辺の風景 2023年7月2日 水路のカイツブリ

 

強い雨が数日続き、水回りの景色もずいぶんと変わっていようかと迎えた週末。 気になるのはカイツブリたちの様子。 数日前に庭のミモザの樹が倒れ、今日はどうしてもその後片付けをしなければなりませんでしたが・・・ 少しだけ、と港エリアへ足を運びました。 

 

広い水域にいくつかのツガイが見られましたが、今まさに浮巣をつくっているもの、単騎でケレケレと哭いているもの、そして子育て中がひとツガイ。 カイツブリの子育てを観察するのは初めてでもありませんが、これまで背中にヒナを乗せた姿を見ることができずにいましたが、この日、初めて観察することができました。 

 

浮き球を利用してつくられた巣。 そのすぐ脇に親鳥2羽とヒナたちが居ましたが、見ているうちに一羽の親が浮巣に上ります。 しばらく膨れていたのは水を切るためか、その後おもむろに巣の表層の葉をどかすと、大きな卵が一つ現れました。 態勢を整えて、抱卵。 

卵を続けて産むタイミングはよく解りませんが、親へ向かって泳ぐヒナの小さいこと、羽の短いこと。 まるで亀の子が泳いでるみたい。 生まれてそんなに日も経っていないに違いありませんが、頑張ってました。 

 

 

前回訪れた時よりも、オオヨシキリの声は減った気がします。

 

■撮影地:熊本市