和名 【 カイツブリ 】 英名:Little Grebe
もっと大きな鳥だと思っていた、カイツブリ。
「カイツブリって・・・、 こんなに小さな生物なの?」
カモ や オオバン たちに混じり小さな カイツブリ が間を縫うように、忙しく泳ぎまわっている姿はいつも目を楽しませてくれます。
私の環境では出会う事が多く、また当地、江津湖などでも留鳥として子育てのシーンまで見ることができる、とても身近な存在。
水辺の風景になくてはならない鳥です。
奇声を発するような特徴的な鳴き声も、大好きな鳥。
小さな体は全身がフワフワの羽衣に包まれています。
金色の虹彩を持つ小さな眼、ツンと尖った形の好いクチバシと蛍光的な光を放つ口元の斑点が特徴的です。
若鳥の羽衣などは特に、子猫でも見ているかのようです。
潜水の名手、オオバンなどよりも長い時間潜っているように感じますし、水中で移動する距離も長いようです。
移動距離ではカンムリカイツブリなどがさらに上手ですが、観察しているとしきりに潜っては餌を採る様子に行き当たります。
小魚を上手に捕まえるシーンも何度か見せてもらいましたが、鳥が水中に潜って魚を追い、そして捕まえる事ができるってこと自体、すごい事と思います。
彼らはいつも単独で行動している様に思っていましたが、白川では 3羽ほど の小さな群が水面にで休んでいる姿を観察しましたので、小さな群で行動することもある様です。
水量が増して波が立っているような曇天の夕方でしたが、川面の比較的穏やかな場所を選び、プカプカと波間に浮かんでいる 3個のハンバーグ みたいな光景が印象的でした。
そういえば、カイツブリが羽を伸ばしたり、飛翔するシーンを写真に収めたことがありません。
そのうち撮影をチャレンジしてみたいと思います。
クリークでの子育てを見学しましたが、面倒を見ているのは片親だったと思います。
ヒナを背中に乗せるシーンはよく知られていますが、残念ながら私はまだ見ていません。
ヒナたちの、赤い眼鏡でもかけているかのようなユニークな紋様は微笑ましく、とても印象的でした。
写真では明らかに 2種 の羽衣が混在しています。
「夏毛(羽衣)」「冬毛」 などとも呼ぶようですが時系列を追ってみて、もうひとつ腑に落ちません。
1月で夏毛? とか。
「繁殖期 と それ以外」 かもしれませんし、もう少しデータを集めたいと思います。