忙しく営巣し、産卵するカイツブリたちの姿を観察したのはちょうど二週間前でした。 その後には梅雨の末期のような大雨もあり、水辺はいろいろと変化もあったろうと思いましたし、カイツブリの作る浮巣などはひとたび増水すればどうなるかわかったものでは無いと思っていました。
ただ、難を逃れればちょうど今頃、彼らは子育ての真っ最中に違いなく、改めて海辺の水路を訪れました。
居たいた、ヒナは4羽。 予想通り子育て中のカイツブリ。 ただヒナたちは思ったよりも大きく、もう親は背中に乗せていません。 ちょうど降り出した雨の中、かたまって水路を往きます。
このエリアに最低でも3組くらいのツガイが見られますが、こちらはどうやら抱卵中。 交代で巣を守る様子が今回も観察できました。 彼らが時おり発する ”ケレ エレ ケレ ケレ・・・・” という独特な呼び鳴きが静かな水域に響き渡ります。
しばらくは続くと思われる子育て。 今度は背中のっけをぜひ見てみたいと思います。
水路で見られた鳥たちの風景、夏の風景。
■撮影地 : 熊本市