連休を利用して九州の北部を巡りました。 緯度が変われば鳥も少し違う、というほどでは無いにせよ、グース や アイサ などはやはり当地・熊本よりも北部に観察記録が多く、この機会に出会ってみたいと思いました。
まず訪れたのは海の中道、海浜公園の辺り。 出迎えたのはホシハジロを中心にした大群。 ホシハジロ の群に出会ったら 「オオホシハジロ」 を探そうなんて思っておりましたが、余裕なし。
野鳥観察のポイントになっているいくつかの小さな池を訪れます。 ミコアイサ のメスと ヒシクイ のペアを見つけましたが・・・ 遠いこともあり写真は記録の証拠写真にしかなりませんでした、残念。
旅程もあるので出待ちはできません、またの機会を夢見て次へと進みます。
■和白干潟へ
この時季に何度か訪れたことのある和白干潟へ。 むーん、潮が・・・ 引きすぎて鳥たちが遠いな、こりゃあ。 ミヤコドリの姿も見えますが、引き潮でこの状態、これ以上は望めそうになく撤収。
■門司港へ
宿泊した門司港、翌朝。 防波堤内でカンムリカイツブリ を見かけて撮影するも AF が不調で失敗。
小倉方面へ向かう途中、海面に浮かぶ小さな白いカタマリを発見して停車。 おっ、ハジロカイツブリか。 こちらも熊本ではあまり出会う機会が無い鳥と感じますが、居る所には居るって事でしょうか。 近距離での撮影機会を得ました。
カイツブリは種によらずよく潜りますが、ハジロ は上に向かって勢いを付けて水中へ突入する様子がよくわかります。
■響灘ビオトープへ
ここでは幾種類かの猛禽類、その他にも出会える鳥がいるようでしたが・・・出待ち無しでひと当たりしましたが、不発。 写真は アオジ かな。
ここはそれなりに広さもある芦原と水場がありますが、何故かカモに好かれていないようで、冬の水場としては殺風景に映りました。
■屯田貯水池へ
いきなり見つけてびっくり、ハクチョウ? 居るんだ・・・
見かけたのは コブハクチョウ で、半野生的な存在であることが資料本から伺えましたが、個人的には初めての出会いでしたので少し嬉しかった。 でもこいつら、見ていると寄ってきます。 寄って来られると、引いてしまう・・・
いかにもオシドリの好きそうな薄暗い水場がそこここに見られましたし(ドングリがあるかは分かりませんが)、時に観察できる様でしたので期待しておりましたが・・・ 飛来していたことが分かったのは写真を見てから、写ってました。
かなりの広さがあるエリア、湖面は入り組んでいるために全体の見渡しは効かない場所でした。 けっこう歩きましたが、小鳥たちも見え隠れする散歩は楽しかった。
■遠賀川河口にて
夕暮れ前にもう一か所、と訪れた河口。 海岸沿いの遊歩道でイソヒヨドリが私たちを迎えます。 着かず離れず、先へと誘う様子はヒトミシリしないイソヒヨならではの楽しい時間。 今季は庭にやってくることもあり、すごく身近に感じる鳥です。
自宅の庭や住宅地の中で見かけることが多いのですが、名前通り ”イソ” での撮影、本当に楽しい時間でした。