鳥地巡礼 2022年12月30日 ~ 2023年1月3日 

ほとんど連休というものが無い生活に陥っている中で、年末年始は貴重な時間。 私に撮って2023年は特別なものでしたが、それも残すところ僅か。 

気ままにのんびりと鳥地を巡ります。 

 

■2022年12月30日 立田山 

立田山を散策。 落葉樹の葉が落ちた森は夏よりもむしろ明るいのかも知れず、鳥たちの声が絶え間なく聞こえてきます。

主役は シロハラヒヨドリ、小鳥では メジロ の数が圧倒的に多く感じられますが、みな忙しそうに動き回っています。

 

 

夏の森では声が聞こえても、その姿を探しきることができなかったり、日差しの届かない樹下での撮影がままならなかったりと、何一つ撮影できない事もよくあったりしますが、冬の森。 時に明るい場所に姿を現す鳥たちを撮影することができます。

 

 

 

■12月30日 江津湖 

立田山からはちょうど帰り道、素通りもできずに冬の江津湖へ。  

夕暮れ前のひと時、時おりヒドリガモのかん高い声が辺りに響きます。 ここも少し散策しただけで多くの鳥たちに出会う場所。 

 

 

 

■12月30日 熊本港周辺 

本年最後の日・大晦日、そして元旦。 鳥たちにはいつもと変わらない、冬の一日。 貴重な連休、いつもの水辺からスタート。 

来るものは拒まず、でまずは ホシハジロ に引っ掛かります。 いつでも撮りたいフレンドリーなカモ。 この冬に何度か訪れて、ここでは多くの種類のカモが観察できることに気付きました。 

この日は理想的な光の中、ミサゴのランデブー飛行を撮影する機会を得たのですが、まともに映ったのは僅か数枚でした。 やはり 「ここ一番」 で確実に抑える技術が備わりません。 まあ、また会えるさ。

 

 

 

■2023年1月1日 天君ダム 

オシドリの群を見に行こうか。 以前にも一度訪れた天君ダムに足を向けます。 

この場所はとにかくダムの湖面が遠いのですが、群が飛翔する風景が強烈に目に焼き付いています。
が、この日は不発。 多少は姿も確認できましたが、群と呼べるような状況ではなく、湖面に張り出す樹木の下、薄暗い影から出てきません。 残念。 行き当たりばったりで動きますので、不発もままあります。

写真はほとんどその道中。 いつも電柱など人工物でばかり撮影していた チョウゲンボウ、この日は樹上の撮影ができて幸運でした。

 

ダムの上から見渡す景色。 

湖面を進むのはマガモたち。 オシドリは居ても出てきません。

ということで、次のオシドリポイントへ。 

 

 

■2023年1月1日 御船町 鳥獣保護センター近辺 

こちらも居るには居ましたが・・・ 

数が少なく薄暗く、そして動き出さず。 すると、こんな写真しか撮れません。

帰りがけ、駐車していた場所にルリビタキのメスが現れましたが、尾の瑠璃色が見えるポーズでは抑えることができませんでした。

 

 

■1月1日 浮島神社 

帰り道、浮島神社へ寄り道。 今年はヨシガモは来ていないか、ついでに確認しておきたかったのですが、姿は見られず。 湧水の池は水が澄んで美しく、光のきれいな写真が撮れる場所です。

寒い日の朝、湧水の水面を蒸気が覆う中での撮影が課題ですが、いまのところ機会がありません。 

 

 

 

■1月2日 HOME 我が家の庭で 

この日はたまったガーデニングの課題に取り組むため、自宅謹慎。 ただ庭作業をしていると、この冬ここをテリトリーにしている鳥たちが覗きに来ます。 電線写真。

 

 


■1月3日 白石堰へ 

せっかくの休みと思うと、少し遠くへ足を運びたくなりますが、久しぶりに白石堰を訪れようという事になります。 が、この日は カワセミ にも ヤマセミ にも嫌われます。 

写真は道中、有明海沿いの風景。 昨年も同じころに観察できた カンムリカイツブリ の群に出会うことができました。 遠いばかりで風景写真ですが、記録まで。

 

 

 

■1月3日 干拓地にて 

不発となったポイントを後にし、帰りがけに干拓地に立ち寄ります。 この日は珍客で、普段はさほど人の集中することの無い干拓地にギャラリーが集まっていました。 姿だけでも見ておこうと、我々も出待ち。 ロクな絵は撮れませんでしたが、見ることができてよかった。 

 

 

 

年末年始の鳥地巡礼も今回はここまで、でした。 まだまだ続く冬の野鳥シーズン。 フクロウの仲間を見るのは初めてでした。 巾の広い羽根をゆっくりと動かして飛翔する姿。 いつかもっと近くで写真におさめてみたいと思います。