秋雨も一休みか、空の青と朝の光を久しぶりに感じながらの散歩。
いつものように川筋に沿って歩いていると、ピー・ピー・ピー という カワセミ の声が響きました。
このひと月の間にも幾度か目の前を矢のようにかすめて飛び行く姿をみておりましたが、今日も通過されてしまうなと諦め半分に眺めていると、幸運なことに比較的近くに止まりました。
ここの カワセミ は腰が据わっているというか・・・、ヒトにさほど神経質ではないようで助かるのですが、少しだけ移動してポジションを整え、まずは撮る。
とにかく、撮る。
後から撮影データを確認して痛恨。
光量は充分だったのに、シャッタースピードが 1/640 に。
そんなに無い機会だから、1/1250 くらいで撮ってみたかった・・・。
ところで、カワセミ の 羽裏が美しい赤褐色であったことを初めて知りました、胸羽の美しいオレンジはもちろん知っていたのですが。
写真自体はもう一つですが、発見は有り。
飛び去ったカワセミを走って追いかけます、ロケ班のように。
しかし、まずはむやみに走らず、次の着地地点を視認。
100メートルほどか、幸運なことに追いつくことができ、第2セットに突入。
妙なところに目が行きますが、黒く長いシャープなクチバシが美しい。
近頃は飛び立つ瞬間を抑える練習を セキレイ で繰り返していた、私。
連続シャッターを切っているにもかかわらず、鳴かず飛ばずの不発写真が増えることも確かなのですが、ここぞという時は 「迷わずシャッターを切り続けるべし」 という教訓も得ました。
ボツ写真は削除すればいいのが、デジタルの強味。
その教訓が、少し活かされたかたちになりました。
これも後からですが、とっさにシャッタースピードを 1/1000 にしたようです。
もうひと声って感じですが、そのため多少はマシに写ったのかもしれません。
羽を広げた姿の撮影は初モノ。
飛んでいる瞬間を写すのは・・・、恐らく無理でしょう、私には。
表題の写真は 第3セット の一コマ。
まあ、撮れる時ってのはこんなもんなのかな。
朝から走って3セットマッチ、時間にしてわずか 20分 くらいでしょうか。
また遊んでね。