先日出会った カンムリカイツブリ をもっと近くで見たくて、次の休日は江津湖・再挑戦と決めていました。
カンムリカイツブリは見つかりませんでしたが季節は2月、ここは野鳥のパラダイス。
予期せぬ出会いもあり、あっという間に時間が過ぎて行きました。
ハシビロガモ は以前、立田山の池で偶然に出会い、また見たいと思っていました。
カルガモなどと比べると一回り小さな体躯ですが、成長のオスなどはどうでしょう、この迫力、泳いでいる姿などは 軍艦 を想わせます。
などど言ってしまって少し可哀そうな気がしてきました。
ココロ優しいカモに変わりは無く、観察しておりましてもその行動や習性は他のカモたちと変わることもありません。
金色の眼、そしてその大きな黒いクチバシに目が行きますが、彼らの羽衣の多様な色彩と構成に強く惹かれます。
オスは特に成鳥になるまでの過程やエクリプスなど換羽が複雑な様で、いろいろなタイプに出会う気がするのはそれが理由の様です。
今回は残念ながら羽を広げた姿を記録することができませんでしたが、翼鏡のグリーン、その内側の水青色なども垣間見ることができました。
私は鳩も好きですが、ハトたちも街中で出会うよりも何だか健全で美しい姿。
カワラバトも見るほどに繊細な美しい鳥です。
公園のハトたちはヒトに慣れており、くつろいだ姿を近くで撮影できます。
偶然と云えば、こちらは サンカノゴイ という種。
そもそも珍しいらしく、私たちも初めて見る鳥でしたが・・・ この鳥。
岸辺の葦原に潜っていて、距離にすれば僅か数メートル。
すぐそこに居ると云ってもよいのですが、これがとにかく見えない、見つけられない。
一度見つけても視線を外すとまたわからなくなる・・・
この景色への溶け込み様、見事というほかありません。
こんな鳥に出会えるのも、やはり足を運んでこそ、ですかね。
いつもアイコニックな ジョウビタキ。
中州に三羽、大型の白い体を休ませていましたので、以前にも見かけた クロツラヘラサギ かと思ったのですが、顔を上げてくれてわかりました、ヘラサギでした。
春へ向かい冠羽が長くなってゆく・・・、絵になる姿です。
コガモの集う風景。
カモ類のエッセンスを小さな体に凝縮した美しさ。
いつ見ても、見飽きることがありません。
■撮影地 : 熊本 江津湖