水辺の風景 2023年9月23日 港エリアで

新たに導入した機材をテストするなら、いつも撮影している場所が好いだろうと港エリアへ。 夕方前のひと時、迎えてくれたのはいつものシギたち。

 

 

いつもの アオアシシギ たちがさかんに鳴き合うのを心地よく聞きながら撮影していると、中に見かけないようなシギがいることに気付きます。 もちろんその場では特定できないのですが、帰宅後のリファレンスでは確率的に エリマキシギ という種ではないかと考えています。 よくよく見れば4羽くらいいたようです。 リファレンスでは若鳥の羽衣のようでした。 

「エリマキ・・・?」 シギでエリマキ? 調べてみて絶句、成鳥の繁殖期に見られるエリマキは予想をはるかに超えて凄いものでした。 ただ残念ながらこのシギも旅の途中で立ち寄っただけ、国内ではタイミング的にお目にかかれない羽衣。

 

 


クリークではカイツブリに出会いますが、まだヒナを載せているのがいました。 彼らの繁殖シーズン、けっこう長く、バラツキが大きく感じます。

 

新規導入はレンズ、150-600mm を購入しました。 富士のXシリーズ、APSC のシステムですので35mmフィルム換算で 900mm超 の焦点距離となります。 

今までも 300mmまでのレンズでしたが、2倍のテレコンで届いていた距離ではあります。 が、上りが思うようにならないとテレコンのせいにしたり・・・ というようなモヤモヤがもう言い訳にできません。

実際、2倍テレコン利用では明るさが2段落ちますので、その部分は便利になるはずですし、画像にも期待を持っていました。

が、得るものあれば失うものもまた有り。 超軽量がうたわれたレンズでしたので、ほぼ手持ち撮影を本分としている自分にはもってこい、のはずでした。

ああぁぁ、肩が痛い、これを一日中振り回すのはキビしい・・・ なんという体力の無さ、みじめ。 インナーズームで鏡体が長く、車の中での振り回しが利かない、ドアにぶつける、置く場所が無い、そしていかにも野鳥というレンズで目立ってしまう。 

 

300ミリを下取りに出しましたので、いわゆる不退転の覚悟でしたが・・・ 森の中で小鳥を採れる気がしない、デス。 

とにかく習うより慣れろ、しばらくは格闘の日々となりそうです。

 

■撮影地:熊本市