水辺の風景 2023年9月24日 秋始まる頃、八代の干拓地で

 

新しいレンズに慣れるため、できれば三脚を使用する練習もしたく、のんびりとした開けたフィールドはどこが好いか・・・ と、結局は八代の干拓地へ赴きました。 ここなら猛禽類と会えるでしょうし、今頃ならシギだって来ているハズ。 

 

 

干拓地へと右折し、防波堤際の道を進みます。 すぐに目についたのは大きめの シギ。 サギと並んでいるとどうにも小さく見えますが、クチバシ長いのは ダイシャクシギ の確率が高いように見ています。

ダイシャク と チュウシャク は外見が似ていて、比較はひと回り異なる体躯、クチバシも ダイシャクシギ の方が長め。 が、まだ伸びきっていない若鳥なんかも混じると、何が何だかわかりません。 

いずれにしても新しいレンズを試すにはほど好い被写体。 ついでに2倍テレコンなんかも付けてみると・・・ おう、近い! 900×2=1800ミリ? マジですか?

しかしまあ、撮影条件好くて、かつカメラをきっちり固定できれば・・・ってとこでしょうか。 この時は三脚面倒で防波堤のコンクリの上にクッションを。 工夫はいろいろある、といって三脚から逃げています。

 

 

この日はけっこうミサゴが多く、時にはまあまあ近い場所でも撮影する事ができました。 遠くではありましたが何度もダイブする様子を眺めます。 あいかわらず狩りの成功率は高くはない様で、大変なもんですね。 

新しいレンズ、AFの勝手はそんなに変わった気もしませんが、時に照準合わせは機敏なようにも感じられ、見てみると仕上がりも精細な描写が増したような・・・気になっています。 せっかくのテレコン卒業ですので、その分とにかくシャッタースピードを上げるように、晴れなら1/1000以上、できれば 2000 まで上げられると、突然の動き出し撮影もそのまま連写できます。 

 

次はここをナワバリにしている(と思われる)留鳥ハヤブサ。 前回もここで出会いました。 この日は トビ に モビング されて、すぐに飛び去ってしまいました。 

 

 

夕景は、シギ。 球磨川河口へと繋がる堤防際、夕暮れ前になると大小の群が鳴きながら飛来します。 まだそんなに数は多くありません。 堤防からそっと覗き見て、距離を図りながら撮影します。 みな長旅の途中、さぞかしお疲れでしょう。 散らしたくはありません。 旅鳥のシギたち、一見してみなよく似た姿かたちですが 「何か違う・・・」 はよくあることですので、見逃したくありません。

 

チュウシャクシギ

よくよく見るとけっこう居る、シロチドリ

ソリハシシギ

 

■撮影地:八代市