2022年11月27日 野鳥を見に ここ一番で・・・

 

いつもの干拓地へ。 頻繁に訪れる場所ですが、この日は少し早め、朝の様子をみてみたいと思い、少しだけ早起きしてみました。 

朝の光は柔らかくて好いのですが、朝らしい写真が撮れるとしても、それは僅かな時間だけ。 「こういう写真を撮りたい」とイメージを準備しておかないと、あれやこれやとやっているうちに、すぐお昼になってしまいます。 

今回「ここ一番・・・」 の機会だったのは、ハイイロチュウヒ との遭遇。 結果から云えば、シャッターを切りまくって 「まあ一枚くらいは好い絵も撮れたのでは」 という甘い期待が見事に外れ、まともに像を結んだものがありません。

 

 

冷静に考えれば、まず距離が遠すぎること。 ハイイロチュウヒは狩りが成功するまでは、けっこう時間をかけてフィールド上空を舞っている様子でしたので、もっと距離を詰める工夫・アクションがとれたかと、後から考えれば思う事なのですが。

結局のところカメラレンズは新しくなりましたが、遠すぎる写真は何枚撮ってもダメ。

 

もう一つは、やはり飛んでいる被写体を撮影するコツがつかめていない事。 今回撮影中、ふと気づいてAFモードを コンティニュアス に変えましたが、トラッキングの設定を忘れていました。 普段の野鳥撮影ではほとんど使っていないのですが、空を旋回している猛禽類の撮影には向くのかもしれない、カモしれない。 ファインダー覗いてて気づけよ、って事なのですが、まだ基材に適応していない証拠です。 何か設定をいじると、そのまま使い続けて全部がダメ写真・・・てこともよくあります。 

ファインダーが高精細でよく見え、写っているような気になってしまう・・・なんて事も感じています。 露出補正もファインダーで見ているのと仕上がり画像でかなり違い、ハイキー写真や真っ暗写真を撮り続け、なんて事を何度か経験しています。

 

ハイイロチュウヒにはまた出会えると思いますが、「ここ一番」と思ったのは、そこにチョウゲンボウがからんでいたコト。 後でチョウゲンボウとわかったくらいですので、やはり遠すぎたのが一番の敗因には違いありません。

掲載するのも悲しい写真・・・ それも記録ですので。 

 

 

その他、干拓地をにぎわす初秋の鳥たち。

 

電柱ミサゴの写真など、そうそう面白いカットにはならないのですが、今回近かったこと、午前中の柔らかい光だった事などで、シャープな像が結びました。 面白味はまったくありませんが。

 

シギ っていっちゃあダメなんですが、何シギ? 候補は ウズラシギ? 水を張った耕作地、単騎で遭遇しました。 みんな同じに見えてしまい、見識が一歩も進みません。

 

タゲリも結局のところ、遠すぎると何枚撮っても同じつまらない写真。 今回の様な風景に溶け込んだ写真を想うなら日も時間も選び、三脚を据えてもっと真摯に取り組まないとダメかなと痛感します。 

 

ナベヅルはけっこうな数が飛来していましたので、少しずつ近づいて・・・ などと思っていたら、地元の軽トラが走り抜けて一斉に飛び立ってしまいました。 残った数羽を撮影。 一羽はかなり近く、初めての距離感でしたが。

 

■撮影地 : 熊本県玉名市