水辺の風景 2022年4月24日 熊本港辺り

干拓地へ足を延ばした帰り道。 港付近の夕景でも眺めて行こうかということにありました。 この時季なら シギ たちに出会えるカモ。 

 

 

上の写真はバンが二羽、水を張ったレンコン畑でたわむれる様子。 ここでシギやバンなどはよく見かけるのですが、よく見ますと水面の上に張られたワイヤーが光っています。 これがクセモノで、そのメッシュのサイズによっては鳥が絡まって動けなくなるケースがあり、もがいた上に力尽きたコガモなどを見たことがあります。 

農家さんも作物を守るのに必死でしょうし、目が粗ければ効かず、細か過ぎれば日照不足や仮設作業の負担も増えるなど・・・、色々あるのでしょう。 

苦しんだ末に息絶えた鳥の姿など、誰しも見たくは無い光景なのですが。 

 

 

カイツブリがキラキラと水面にシュプールを描きます。 そういえば、彼らも子育てのシーズンか。 職場の周辺ではスズメたちもエサを運ぶのに大忙しの様子、もうすぐニューフェイスを連れてくることでしょう。

 

■撮影地 : 熊本港周辺

 

野鳥を見に 2022年4月24日 午後の干拓地

 

近ごろ、生活に何かがもの足りないな・・・ 鳥見か。 

この日は午前中があいにくの雨、でも午後には上がるというのでそぼ降る雨の中、午前中は必死に庭仕事。 庭はやらねばならぬコトばかり。 草取りだけでも一日コース。

きりがないので、午後はスキを突いて玉名方面へ足を延ばしました。

 

コンバインのトラクターと、それに群がる鳥たちの姿は写真でよく見る構図でしたが、今回そんな風景をのんびりと眺める事ができました。

群がっているのはもっぱらカラスとサギ。 中に一羽だけ アマサギ の姿も見られました。

 

 

 

この季節、最も目立つのがツバメの姿。 鳴き声ではセッカとヒバリ。 ヒバリは出会いがしらでもけっこう撮影できますが、セッカは相変わらず撮影に及びません。 そんな私たちをあざ笑うかのように麦畑の中で、そこここの繁みから声が聞こえてきます。

 

 

■撮影地 : 玉名市

 

水辺の風景 2022年4月24日 帰ってきたササゴイ

 

夕方、日暮れ前に訪れた白川。 そろそろかと思っていましたが・・・ 居た! いつもの場所に、ササゴイの姿。 カモたちは北へ帰り、季節は夏へ。 またしばらく遊んでもらえそうです。

 

そして、久しく出会うことのなかったゴイサギ。 夏のメンバーが揃いました。 今季こそは、優雅に飛翔する姿を写真に残したいと思います。

 

 

そして、アオサギ。 

いつものメンツが揃った白川の夕景でした。

 

■撮影地 : 熊本市 

 

 

ガーデニングショット 2022年4月10日 フレンチラベンダーの花

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去年よりも遅いと心配していましたが、地植えのフレンチラベンダーが咲き始めました。 「今年も咲いた」というのが楽しみですし、安心もしました。 

ただ、その頭の上にはロシアンオリーブの枝葉が大きく覆ってしまっています。 花が終わったら少し剪定したいと思っておりましたが、これでは日照不足になるかも。 

刻々と変化する庭。 次々と課題が頭をもたげます。

 

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オダマキの鉢は再トライ、一度枯らしてしまった経験があります。 季節が終わると、それこそ生きてるのかどうか分からないくらい貧相になる野花も、春先からは新葉が茂りやっと蕾がほころびそうな状態に。 今週末は不在で開花に立ち会えないのが残念。

ブラックムーニーも花がたくさん咲き出して、葉も増えて何とか見れるくらいに復活してきました。 この鉢ももう長い付き合いで、一度はかなり危ない貧相な容貌になってしまったことがあります。 茎がシャンとせず、ダレてしまうので樹形。を整えるのが困難です。   

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今季、今のところイギリスナラも順調です。 下段、上の写真が コンコルディア、下がアトロプルプレア。 アトロプルプレアはこの後すぐに美しい銅葉に変色し、眼を楽しませてくれます。 コンコルディアは昨年、急に成長しだして驚きました。銅葉の方に比べて葉の一枚一枚が大きいようです。 アトロの方は昨年、樹高などほとんど変化がありませんでした。 一枚の葉が小さくて可愛いのですが、本成長を始めると葉も大きくなるのかもしれません。 

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ヨーロッパブドウも今のところ順調に見えますが、恐らく大変なのはこれからの季節。 今は美しい若葉をひたすら楽しみます。 この冬は長期に家を空ける事が多かったため、休眠中に剪定しようという計画は未遂に終わりました。 自然樹形のまま好き放題の姿は、悪くも無いのですが。 こちらは 2017年 にある程度整った大型の株として鉢植えを入手、長い付き合いになりつつあります。 梅雨場の高温多湿に弱く、現在も季節で場所を移せるように、大き目ですが箱型のプランターを使用しております。 

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最後はネムノキ。 4年ほど前に鉢植で入手し、地植えしてこちらも3年が経ちました。 くっきりとしたグリーンの葉も、不思議で怪しい花も大好きな種なのですが、けっこう付き合うのが難しい木で、それだけが理由かわかりませんが、時おりカイガラムシに精気を奪われて物凄く貧相になってしまいます。 主幹と思える大きく伸びた枝では下部が丸坊主になってしまい、要領もわからぬまま切り詰めてみました。 その後、根本付近からも枝が立ち上がり、現在は見られるくらいの状態に戻りました。 花芽も見られますので、楽しみです。 

ところでこの木。 上端を残して中間から根元まで柄葉が落ちてしまった場合、同じ部位に葉を再生する能力があるのでしょうか? ショップで観葉などに用いられる品種・エバーフレッシュなどは頻繁に目にしますが、売れ残った鉢など、同じような貧相な状態になっているものを多く見かけます。 その辺も見極めようと思っていましたが、ついにカットしてしまったのは正解なのか、どうか・・・。 いつもながら手探りです。

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水辺の風景 2022年3月5日 今井川に背を向けて

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足しげく通った今井川、そしてそこに集う鳥たち。 いずれとわかっていたことですがこの日、私は役割を終えてこの地を後にすることになりました。

横浜で過ごす時間は辛く、苦しいことが多すぎました。 そして、時間の経過と共に、季節が移ろうほどに、底なし沼のように逃げ場を失ってゆく日々。 この川辺で一人、何度も涙を流しては天を仰ぎました。 

 

私は正気を保つ術として、積極的な現実逃避として、そしてある時は自分の体力や生活リズムを保つため散歩を日々の日課とするように川辺を訪れては頭を空にし、ひたすら鳥たちと会話し、写真を撮っては編集するこの作業を続けていました。 

それもこの日でひと区切りと相成りました。

 

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カルガモたちに励まされ、カワセミを追い・・・、セキレイと遊んだこの場所、今井川。 もう再び訪れる事は無いでしょう。 深い悲しみを紛らわすために通い続け、そして育まれた温かく楽しい記憶が今、胸によみがえります。

苦しみばかりと思っていた、母といっしょに過ごしたあの部屋。 その記憶がまたそうであるように。

 

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■撮影地 : 横浜市保土ヶ谷区

 







 

ガーデニングショット 2022年4月10日 ミモザ剪定とアシナガバチ

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一段落の剪定を終えたレッドクリスタル、減ってない・・・

花が終わり、今年も剪定の時期がやって来ました。 次週の週末は所用で不在のため、今週末にやってしまう事に。 

今年はとにかく花なりが厚く、嬉しさもひとしおでした。 それもここでひと段落。 来たる風と厚さのシーズンに備え、毎年花後、この季に強剪定を行います。 プルプレア と レッドクリスタル、2本ともに樹高が4メートルほどに育ち、今季は花まで放置してきましたので枝なりもたっぷり。 

 

剪定要領はいつもの通りですが、方針は次の通りでした。

・管理限界を超えるのでこれ以上、樹高を上げない

・レッドの方は敷地境界を超えない様に剪定

・台風・京風に備えて風が通るように、また重量を落とすための透かし剪定

・梅雨時の高温多湿や虫を予防し、管理もしやすくするための剪定

 

このクラスの樹となると、相当量の枝ばらいとなり、後始末も大変です。 それと、脚立から落ちたりケガをしないこと。 

今回剪定に備え、新しく剪定ハサミを調達しておきました。 以前に購入した便利道具、グリップして先端のハサミが動く 「高枝切りバサミ」 は太い枝には太刀打ちできず、昨年はトップ付近で枝に傷だけつけ、やむなく切り残した箇所がありました。 トップ付近に枯れた箇所が見られたのが、そのせいでは無いかという想いが残ります。 

また、このテの道具は長持ちせず、錆も出てほぼ使えない状態にしてしまい、この大イベントには利用できません。 今度は奮発して廉価なものよりは ”良さそうなもの” を選びましたが、使ってみると素晴らしい切れ味。 とは言え、やはり道具にはいいところもあれば使いにくいところもあります。

まずは、切断作業には柄の持ち手部分を大きく開閉しなければならず、樹幹の込み入った部位では振り回しが効かず切断できない、ターゲットにうまくアプローチできない。 そして、重い。 いい事もある、悪いことも、ある。 

 

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さて庭作業をしていますと、目の前をアシナガバチが忙しそうに行き来します。 

そう、毎年この時季は注意が必要なのですが・・・ と云っても攻撃されるとか刺されるとかではありません。 目の前で脇目もふらずに働いているのは所謂、女王バチ。 巣作りに夢中、それしか考えておらず、そばで作業している私などに、それこそ目もくれません。 

庭にある木杭とかフェンスとか、とにかく木材を巣材としてかじり取ります。 それを決めた場所まで口に咥えて行き、口液と混ぜて成形しながら固めて巣をつくり上げていきます。 

見ているだけで感心しきりの手際ですが・・・ 巣をつくられるのは大変困ります。 ハチたちが盛んに飛び交うようになるのはもちろん危険ですし、アシナガバチの巣はスズメバチを誘引する恐れもあります。 

 

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口に木くずが見えます。 木杭にはかじられた跡がたくさん。

 

気付けば剪定中の ミモザ の中、ちょうど目線の高さくらいの場所に小さな巣が形作られつつありました。 本当に申し訳なく思いますが、離れている間に撤去。 増えてしまってからまとめて駆除となるよりは、まだましと考える他ありません。

巣を撤去された女王バチが、帰ってきました。 そこにあったはずの巣を一生懸命に探している姿には参ってしまいます・・・、ごめんね。 

でも、またつくるんでしょ? 一途というか単一指向性というか、いつもながら働く虫たちは忍耐強く、恐ろしい相手です。  

ああ、また今年も始まるんですね・・・ 虫たちとの根競べが。

  

トリのモノ DECOY デコイ ニューフェイス

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やって来たのは、またしても ホシハジロ。 もしくは オオホシハジロ かも。 北米のデコイには多いような気がします。 実物にも親しみがあり、このボテっとムチっとしたフォルムが個人的には大好きです。

 

本品は ヴィンテージ の範疇でしょうか、比較的、というかかなり写実的で、レッドアイもばっちりです。 もう少し塗装がのっていたのでしょうが、経年で薄れているところなどはアンティーク風、部屋にしっとりと馴染みます。

家中がカモだらけになりそうで、コワい・・・ いや、嬉しい。

 

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