ガーデニングショット 2022年4月10日 ミモザ剪定とアシナガバチ

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一段落の剪定を終えたレッドクリスタル、減ってない・・・

花が終わり、今年も剪定の時期がやって来ました。 次週の週末は所用で不在のため、今週末にやってしまう事に。 

今年はとにかく花なりが厚く、嬉しさもひとしおでした。 それもここでひと段落。 来たる風と厚さのシーズンに備え、毎年花後、この季に強剪定を行います。 プルプレア と レッドクリスタル、2本ともに樹高が4メートルほどに育ち、今季は花まで放置してきましたので枝なりもたっぷり。 

 

剪定要領はいつもの通りですが、方針は次の通りでした。

・管理限界を超えるのでこれ以上、樹高を上げない

・レッドの方は敷地境界を超えない様に剪定

・台風・京風に備えて風が通るように、また重量を落とすための透かし剪定

・梅雨時の高温多湿や虫を予防し、管理もしやすくするための剪定

 

このクラスの樹となると、相当量の枝ばらいとなり、後始末も大変です。 それと、脚立から落ちたりケガをしないこと。 

今回剪定に備え、新しく剪定ハサミを調達しておきました。 以前に購入した便利道具、グリップして先端のハサミが動く 「高枝切りバサミ」 は太い枝には太刀打ちできず、昨年はトップ付近で枝に傷だけつけ、やむなく切り残した箇所がありました。 トップ付近に枯れた箇所が見られたのが、そのせいでは無いかという想いが残ります。 

また、このテの道具は長持ちせず、錆も出てほぼ使えない状態にしてしまい、この大イベントには利用できません。 今度は奮発して廉価なものよりは ”良さそうなもの” を選びましたが、使ってみると素晴らしい切れ味。 とは言え、やはり道具にはいいところもあれば使いにくいところもあります。

まずは、切断作業には柄の持ち手部分を大きく開閉しなければならず、樹幹の込み入った部位では振り回しが効かず切断できない、ターゲットにうまくアプローチできない。 そして、重い。 いい事もある、悪いことも、ある。 

 

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さて庭作業をしていますと、目の前をアシナガバチが忙しそうに行き来します。 

そう、毎年この時季は注意が必要なのですが・・・ と云っても攻撃されるとか刺されるとかではありません。 目の前で脇目もふらずに働いているのは所謂、女王バチ。 巣作りに夢中、それしか考えておらず、そばで作業している私などに、それこそ目もくれません。 

庭にある木杭とかフェンスとか、とにかく木材を巣材としてかじり取ります。 それを決めた場所まで口に咥えて行き、口液と混ぜて成形しながら固めて巣をつくり上げていきます。 

見ているだけで感心しきりの手際ですが・・・ 巣をつくられるのは大変困ります。 ハチたちが盛んに飛び交うようになるのはもちろん危険ですし、アシナガバチの巣はスズメバチを誘引する恐れもあります。 

 

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口に木くずが見えます。 木杭にはかじられた跡がたくさん。

 

気付けば剪定中の ミモザ の中、ちょうど目線の高さくらいの場所に小さな巣が形作られつつありました。 本当に申し訳なく思いますが、離れている間に撤去。 増えてしまってからまとめて駆除となるよりは、まだましと考える他ありません。

巣を撤去された女王バチが、帰ってきました。 そこにあったはずの巣を一生懸命に探している姿には参ってしまいます・・・、ごめんね。 

でも、またつくるんでしょ? 一途というか単一指向性というか、いつもながら働く虫たちは忍耐強く、恐ろしい相手です。  

ああ、また今年も始まるんですね・・・ 虫たちとの根競べが。