身近な大型鳥 ---鷺---

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都会に住んでいると、さすがにあまり機会はないと思いますが、鷺(サギ)は昔からヒトの近くに生活圏を構えている鳥の仲間では最大級でしょう。
首をたたんでいると分からない、といいますか、全くの別種の鳥にも見えたりしますが、羽を広げたときの大きさは、種類にもよると思いますが、相当なものです。
日頃からスズメやハト、いいところカラスなどを相手にしていますと、さすがにサギと相対した時には別格、迫力が違います。
 
”ヒトに近いところで・・・” と申し上げましたが、私のオフィスに程近い場所には ”遊水地” があり(今現在、埋め立て中なのですが・・・)、その他、川とも云えないような川もあったりして、市街地とはいえ、まあ大型の鳥類がいてもおかしくはない環境がありました。
 
写真一枚目のサギは、すぐ目の前の屋根に飛来した一羽。
いつも夕方頃に上空を ”ヒャーっ” と大きな鳴き声を放って飛んでゆくのですが、この時は目の前に舞い降りましたので、とりあえず記念に押さえさしてもらいました。
 
もう一枚は別のロケーションで撮影した一羽。
長い首がたたまれて、前から見るその様は、なかなかにユニークです。
時にはとても ”ジジむさい” 感じもしますし、ブリやマグロなど、青魚のような顔にも見えます。
一本足で休憩中、これも鳥族共通の習性です。
 
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昔からヒトの近く、ヒトに親しまれて・・・ という分かりやすい証拠は ”絵” に見てとることができます。
もちろん水墨画の山村図などにも見られますが、もっと庶民的なところで、最後の写真は焼物の絵付けに登場した例です。
明治くらいの九谷焼ですが、イキイキと描かれたサギの姿は、身近な鳥として親しまれていたことの何よりの証と思います。
 
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