歩く鳥、セキレイ。

イメージ 1

イメージ 2

 
6月に入り、時おり倉庫の中に妙な音が響き渡ることに気付きました。
正体はセキレイのヒナ、何かがきしむような甲高くやかましい騒ぎ様で、一体何の音かと最初は驚きましたが、この頃やたらと前の道でセキレイの番に会うことに思い立ち、
少し観察してみれば、すぐにそれと判明しました。

どうやら今度はセキレイが私のそばで子育てに奮闘中、やはりトリのヒトのそばには
鳥さんが集まってくるようです。
それともウチの倉庫が野鳥好みの "いい感じ" なのでしょうか。

タイトルにしましたが、セキレイにはよく道で出会います。
歩幅短く "テケテケ" と小走りする様は相当にコミカルで微笑ましいものですが、
一たび飛び立てば、低空で優雅に、そしてスローモーションのように身を翻す様は
誠に美しく華麗です。
飛行の早さ・キレの良さを賞して "つばめ返し" の表現がありますが、セキレイ
飛行軌跡はそれとは全くの別もの、非常に複雑な飛び方をしているように見えます。
戦国の武将が好んで花押に用いた、セキレイの芸術的な空中サッポウ、ぜひ一度
ハイスピードカメラで見てみたい気が致します。

 ・・・・・・・・・・

話は戻りますが、路の真中を平気で、まさにウロチョロと歩き回ったり佇んだり、
そんな野鳥はそう多くはありません。(私の知る限り、デスが)
路上は見通しが利く反面、猫などの外敵からも丸見えで、実際にかなり目立っていると
思いますが、セキレイには敵の攻撃をかわす能力と自信があるのでしょう。
車で近寄ってもなかなか道をあけてくれません。