カタクナな瞳。 --ツバメのヒナ--

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ツバメはヒトの社会とうまく折り合いを付けて巣をつくり、ヒナを育てることでよく
知られています。
民家などの軒先に巣をつくり、しばらくの子育てをヒトのすぐ間近で行います。
近頃では商店など、センサー式の自動ドアを巧みに使いこなすツバメもいるとか・・・。
基本的にツバメにとって人間は 『脅威』 ではないのでしょうね。


ヒナというのはやはり、なかなかに可愛いものです。
どうでしょう、この黒々と輝くツブラな瞳。
思い切りフォトジェニックです。

でも、その瞳が見つめているのは、一心に親鳥の姿です。
常に親鳥の帰巣を見逃すまいと、虚空に据えられたその瞳には、ある種、頑(カタクナ)な
可愛げの無さがあります。
カメラを構えてすぐ下にいる私の姿すら、その瞳には映っていません。
無視されるというのは気分の悪いものです、ふんっ。

大人げの無いことを申しましたが、親鳥は私の撮影が済むのを、すぐ近くのポイントで
静かに見守っています。
オトナですねぇ、負けました。

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親鳥がエサを与えるところを1枚いただこうかと思いましたが、
あまり親鳥さんにご迷惑をお掛けしてもなんですので、
この辺で立ち去ることにします。
私もオトナですから。