カモ図鑑をつくろう! fig. 13 キンクロハジロ

和名 【 キンクロハジロ 】 英名:Tufted Duck  

カモ科 スズガモ属

 

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オス 2020年 11月 横浜 帷子川にて

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メス 2020年 11月 横浜 帷子川にて

 

居るところにはたくさん居そうな・・・ 種なのですが、私の環境では比較的観察機会が少なかった部類に入ります。

初めて見かけたのは初冬、熊本・荒尾市の池だったと思いますが、その時はほんの数羽がくつろいでいる姿を観察できました。

その後、横浜・帷子川では多数の群に出会っており、写真はそのいずれかで撮影されたものを掲載しております。

 

さて、 ”キンクロハジロ” の名前。

なるほど、姿を形容するとそんな事になります。

今ではもう驚きませんが、当時は初めて出会った ”金色の目” を持つカモでした。

その時はちょうど ホシハジロ がいっしょに居ましたので、何か 「いつもとは違う雰囲気のカモたち」 として目に映った印象を、今もよく覚えております。

 

成鳥のオス・メスは羽衣の色合いで判別できます。

オスはまさに キン・クロ・ハネシロ というカラーリング。

真っ黒に見える頭部は光の加減でグリーンが浮き上がりますが、彼らの大きな特徴は可愛らしい 冠羽 かもしれません。

冬季に伸びていくようですので、冬が深まるほどに冠羽も長くなってゆくようです。

メスはオスと似た姿ですが、羽衣が 茶褐色 ですので識別ができます。

クチバシは先端が黒い 薄青白 で、ヒドリガモなどと似ていますが、全体のイメージはスズガモなどによく似て見えます。

 

水の澄んだ水路で盛んに潜水し、頻繁に潜ってはエサを探す様子を眺めておりました。

水中での移動もなかなかの切れ味で、潜り上手な種であることがわかります。

 

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メス 2021年 荒尾市

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オス 冠羽がチャームポイント 2021年 荒尾市

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オス 翼鏡はホワイト? 輝きは?

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透明度の高い水路で

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メス 後ろ姿