会いたい鳥がいて、玉名方面へ足を延ばしました。 目的は例によって果たされませんでしたが、干拓地では賑やかな鳥たちの世界を楽しむことができました。
● キュートでユーモラスなタゲリ、出会えるうちに・・・
今季はいやに簡単に彼らを観察できていますが、昨シーズンはさほど機会に恵まれなかった記憶があります。 撮れるうちに、できるだけ好い写真を・・・ と思います。
● ミサゴ の ランデブー飛行?
争う様子も見られず、ゆっくりと滑空する2羽のミサゴ。
ここでは常連の猛禽類ですが、ペア飛行は初めて眺めました。
● カモ・カモ Everybody カモたちの賑やかな世界。
「多くのカモは夕暮れ時から畑などに降りてエサを・・・」 という記事を幾度も見てきた気が致しますが、この地では昼間、そこかしこでカモたちの行軍が見られます。 収穫の終わった耕作地や収穫放棄地などに執着し、次々と飛来してきます。
どうせ カルガモ と マガモ の連合軍と思って眺めてみると、中には ヒドリガモ やオナガガモ との混群も見られます。 その群にチャチャを入れる カラス や トビ も見られ、何とも賑やかな世界が広がっています。
海岸際付近の広い水路には ホシハジロ の大きな群が羽を休めていました。 自身のキャリア・ハイと思われる数。 彼らが一斉に飛び立ってしまうのが恐ろしく、自然と身は低く構え、動きも緩慢になります。
ただ結局すぐに、私たちが脅かさなくても自転車に乗った親子連れが通り、群の三分の一ほどが飛び立ってしまいました。 バーダーなら「鳥を脅かさずに・・・」 は常識ですが、ヒトの暮しもある地域のこと。 どうせ飛ぶなら撮影の準備をしてからにしてほしかったデス。
● その他、鳥のいる風景
その他、干拓地で見られる野鳥たちのスナップです。
トビが休むのは収穫が終わり放置された キャベツ の上。 キャベツ畑、色が優しくて大好きな背景ですが、トビを撮るとは思ってませんでした。
● スズガモの大きな群を見る
玉名へ向かう、いつもの海岸線。 前回そこで カンムリカイツブリ の大きな群を見て驚きましたが、この日は同じ場所に スズガモ の大きな群。 パッと見で キンクロハジロ と思いましたが冠羽が見られず、初見の スズガモ とわかりました。 まあ、中には キンクロ も居たようではありますが。
スズガモは九州でも北の方、福岡などでも比較的容易に観察できる種の様です。 熊本でも見れるようですが、例えば港の沖合に大群が陣取っていても、現実には見ることもできませんし、実際これまで観察機会がありませんでした。
遠景でろくな写真になりませんが、記録として掲載。 見ている合間にも次々と数羽の小さな群が合流してきます。