水辺の風景 2022年12月18日 カモカモ。

 

ついこの間、アオバト騒ぎで12月を迎えたつもりが、今日はもう18日? 記憶が無い、もう今年も終わりと、半ばあきらめの心境に。 

小雪舞う中、雪タゲリの写真でもとってみたいな・・・ と海辺へ。 降雪で帰れなくなるのはまずいんですが、思ったほど降らず、写真に写るほどにはなりませんでした。 

そして、タゲリも見つからず。 

この日、私たちを迎えてくれたのは カモカモ、鴨。 前シーズンはここで出会うことの無かった ハシビロ や ツクシガモ、ホシハジロ も勢ぞろいの様子に驚かされます。 駆け出しの頃、わざわざ遠くまで見に出かけたことが可笑しく、好い思い出です。

 

ツグミ! 頻繁に出会えるのが嬉しい。

 

 

とにかく散らさないように、少しずつじりじりと車を寄せていきます。 カルガモは逃げが早く、場に近づく先にいち早く騒ぎながら飛んで行ってしまいましたが、それ以外のカモたちはあまり我々を警戒していない様子。 

車を停めてしばらくすると新しく飛来する群もいましたし、あちらからも少しずつ近づいても来て、ハシビロガモなどは今までで最も近距離で観察となりました。 

複雑で美しい羽衣、もっと動きのある姿も撮りたかったのですが、シャッタースピードも上がらず、今日は止まっている姿だけに。

改めて眺める美しいディテール。

 

海側の堤防でも見かけた クロツラヘラサギ。 帰りがけ、予期せず目の前の耕作地に飛来。 背中に顔をうずめて寝てしまうと写真的にはどうにもならないので、その前に慌てて撮らせてもらいました。 

 

 

■撮影地 : 熊本市

 

2022年12月11日 野鳥を見に 冬本番・群の風景

 

今回も玉名方面に足を運びました。 次第に大きくなってゆく鳥たちの群を実感。 

行きがけ、車をとめていつも気になっていた漁港を覗いてみると ヒドリガモホシハジロ の群が休んでいました。

大きくもない川の河口部に築かれた小さな港。 潮に大きくされる場所ですがこの時は水位があり、比較的コンパクトなロケーションで水鳥を眺めることができました。

 

 

ホシハジロの群としては大きくもありませんが、一団がくつろいでいます。 群の中に混じるという 「オオホシハジロ」 を探すのが今季かかげた課題。 このメス、ちょっと怪しいカモ? 

 

さて、干拓地。 今季初めて飛来を観察した時に比べ、ずいぶんと数も増えました。 彼らが飛翔する姿はとても絵になります。 

 

 

広大な干拓地。 まだまだ探索していない場所もあると、今までのぞいて見ることの無かった場所で、防波堤を上がって海辺をのぞいて見ると・・・

 

おびただしい数のカモ。 主に マガモオナガガモ、そしてカルガモも混じって見えます。 さらには カワウ や カモメ 、そして時に群を成して飛び回るシギ。 

後で写真を眺めていたら トモエガモ も写っていました。 まさに楽園の図。 

有明海ですので潮の状況によりますが、こんな世界が広がっているとは。 撮影しているのは目の前、ごく一部の景色。 向こう側にも、あちら側にもコロニーが見えます。 一体どれくらいの数がここに集まっているのでしょう。 

 

その他、この日に出会った鳥たち。 ニュウナイスズメツグミ も今季初めての撮影になりました。 

 

チョウゲンボウ・キック

 

この場所は猛禽類が多くみられるのが特徴。 ロケーションの好い電柱は彼らにとって大切な見晴台。 この時はまず カラス と チョウゲンボウ が小競り合い。 遠くてロクな画が取れませんでしたが、そこへ ミサゴ がエサを食べに飛来。 ミサゴ が カラス のモビングをくらうシーンもよく見かけますが、不意打でなければやはり、ミサゴは別格のよう。 悠々としています。  

 

上をしきりと気にするタゲリ

■撮影地 : 熊本県玉名市

 

2022年11月30日 こんなところで? 小さな放鳥記・アオバト編

 

■ 玄関あけたら・・・ アオバト 

11月も終わる、いつもと変わらない水曜日のお昼前、事件は起こりました。

オフィスに併設の倉庫で ドーンっ というものすごい音。 いったい何が起きた?

急いで倉庫へ行くと、中で作業していた相方もやはり 「今の、何?」 と驚いた顔。 

「ってことは、外か?」

なるほど音の様子は何かが倉庫の薄い壁に衝突した音とすれば合点がゆきます。

敵襲か、隕石か?

 

確認すべくオフィスの扉を開けると、地面にうずくまるハト一羽。 なんで君がここに? まさか、さっきのはお前が衝突した音なのか・・・ いったい何が起こった?

 

うずくまるハトはアオバトのオス、そのそば数メートルの近くには現れた私を警戒する一羽のカラス。 状況から見れば、カラスに追い立てられてパニック気味に壁に衝突して落下したということか。

こりゃまずい・・・ とにかくハトを救出に走ります。 意識はある様で私が近づくとすかさず逃げようとしました、が、朦朧としているようで思うように動けません。 間違いなく脳震盪の状態です。

 

玄関あけたら、アオバト・・・ 私の方が目を疑いました。 何で? 

どうやらアオバトはこの時期に移動するようで、その途中で遭難したものか。 アオバトはいろいろな場所で遭遇したという記事が見られます。 私は今季・夏、海岸に海水を飲みに来る彼らの撮影を試みましたが、普段は山の方に居ると聞いていました。 冬場は山から下りてくるのでしょうか。

 

急ごしらえの段ボール箱

確保して気付きましたが、クチバシの先端からけっこう流血しています。 知らなかったのですが、そこにも血管があるようでした。 つかまえようとすれば首を激しく振り、クチバシの先端から血がほとばしります。 まずは出血を止めなければ、まずい状況になるかもしれません。

あの衝突音から想像すると相当なスピードで衝突したと思え、落命してもおかしくない状況であったと思います。 安普請のペラペラなサイディングで運がよかったか。 ハトは飛びの名手ですから、どうして壁に衝突などする羽目になったのか、不思議な気がします。 青空の映り込むガラスでは無く、ただの壁ですから。

 

■さて、どうしたものか。

野鳥を確保した場合はいつもそうですが、さて・・・ どうしたものか。

キジバトを育てた経験があり、ハトには慣れているつもりですが・・・ そこはアオバト。 確保した時に感じましたが何と立派な体躯、突っ張る脚の強さも相当なものです。  

原則的には 獣医 → 鳥獣保護センター となります。 その日は仕事が異常に忙しくて連れて行くのも困難でしたし、その保護プログラム、今回のケースでは鳥のためにベターな選択であるか、判断ができませんでした。

 

まずは彼の状態がどうなのか、安静にさせて見守る事にしました。 出血が止まらない様なら獣医に相談、その他に内出血や骨折が疑われれば、やはり診察治療が必要。

と云う事で、まずはクチバシの血をぬぐい取り、消毒。 にわか作りのダンボール箱にちぎった紙でマットを施し、暗く蓋をして安静に。 クチバシ先端を痛めているので興奮させるとそこここにクチバシが当たり、さらに出血する恐れがありましたので、とにかく暗くして安静に。

落ち着いた後、ダンボールでは真っ暗なので半透明のプラボックスへ移動。 これなら中の様子も多少は分ります。 とにかく安静にして、今日はお休みなさい。

 

その日は コザクラ と ボタン を連れて出勤していましたが、彼らはとばっちりを受けるハメに。 野鳥と飼い鳥のマッチアップは御法度、と云う事で、彼らはお昼にやむなく強制送還となりました。

 

■翌日・出血がなかなか止められない 

出血など数時間も休ませれば止まると考えていましたが、少し考えが甘かったようです。 どうしても使ったり、当たったりを繰り返してしまう部位でもあります。 時には閉じ込められた苛立ちを示すかの様に、ボックスのカベをポシポシと突きます。 まあ、こちらの思う様には万事、運びません。

 

 

プラボックスでも、やはり長く底に臥せっていることは彼にとって好ましくありません。 糞で汚れますし、水など置いているとどうしても辺りに飛び散らせてしまいます。 不潔になりますし、羽も汚れてしまいます。 

やはり、鳥は木に留まらねばなりませんし、木というものは鳥たちを落ち着かせます。

そのため、昼の間は空いていた大型のケージに移すことに。 移す時はやはり動揺してバタつき、けっこう大変なことになりましたが、その後は止まり木の上で落ち着いた様子に。 地ベタより、やはりそちらを好むことは見ていてよくわかりました。

が、一つ問題が発生。 今度は止まり木から動こうとせず、何時間も床面に降りる気配がありません。 結果としてエサを食べず、もちろん水も飲みません。

 

 

 

アオバトの食事

しばらく滞留となれば、適切に食事をさせねばなりません。 でも一体、君はいつも何を食べてんの? てことでさっそくWEB調査・・・ えっ、ドングリ? 食べんの? 

ドングリはさて置きブルーベリーなども食べるようなので、仕事の帰り道にパックのブルーベリーを購入して帰宅。 その他にもフルーツなどはいけるクチのようなので、リンゴとバナナもついでに買って帰りました。

 

食事させるのは簡単なことではないと、想像はしていました。 この小さな生命体が、いきなりの環境激変に耐えるだけでもいっぱいいっぱいでしょう。 とにかく気が向いたらとプラボックスの中に水とフルーツを盛って置き餌にしました。 が、なかなか食べてはくれません。 焦っても致し方ないので、ここからはガマン比べになります。 

 

まずは指で口元へもってゆく作戦ですが、ガン無視。 というか攻撃されたり逃げ回ったり、ドタバタになってしまいました。

とすれば次は例によって押さえつけてクチバシをこじ開けて突っ込む作戦。 トリはある程度口に押し込むと、そのまま飲み込んでしまう習性がありますので、最初はこれを敢行しましたが、いちいちそんな事やってられないし、彼もそうですが、二人で抑え込んで食べさせる私たちにもストレスです。

ということで、ここからは工夫。

 

かくなる上は 「目の前で美味しそうに食べてみせる」 作戦。 一見、アホな作戦に思えるかもしれませんが、これは腹スキさんにはけっこう効果があります。 彼の目の前で美味しそうにゴハンを食べて見せるわけです。 すると・・・ 見てる見てる。 で、食べ出した!

しかし残念ながら、今回これが効いたのはその1回だけでした。 ただ、最初の飢餓状態を切り抜けることができてどれくらいホッとしたことか。 これが効いて助かりました。

 

集めてきたドングリには無反応・・・

効果絶大だったのは ブルーベリーの樹 作戦。 手指を差し出すと怒るので、というか怒るのは構わないのですが、何せ出血の止まりかけているクチバシをまた当ててしまい、血がにじんだりしてましたので、怒らせたくない。 そこで、この作戦。 

 

木の実を食べるんだから・・・ ということで、適当な木の枝を探して用意し、その先にある小枝ににブルーベリーをいくつか刺して、木の実を装います。 その状態で顔の近くへ寄せてみると・・・ パクリ。 まったくストレスなく食べることが分かりました、食べる食べるっ。 人間様の作戦勝ちに、思わずハイタッチ。

このたくましいボディー、どれくらいの量をいつも食べるのかは検討がつきませんでしたが、お腹が満たされれば食べなくなるだけです。 とにかくこれで、食べてもらえず衰弱させる恐怖とストレスが吹っ飛びました、食べる食べる。

 

ブルーベリーはパクり

ブルーベリーの他にもう一種類、好んで食べるものを発見。 意外でしたが、それはミカン。 でもこれもほとんど水分のようなもの。 とにかく食べさせねばと、どんどんフルーツを差し入れますが、片っ端から水分を排泄してゆく様子を見ていると、これでは 栄養不足 になるのではないか・・・とまた不安がつのります。 

社会復帰の前に痩せさせてはいけないと、何か脂肪分や炭水化物を食べて欲しいのですが、ナッツやハト餌の穀物など置きエサには目が向けられません。

それならと、今度はブルーベリーの実にナッツやヒマワリの種、えん麦でも麻の実でもなんでも、できるだけ仕込んで口元へ。 食べる! そう、どうせこの種族は実をかじることも無く 「丸呑み」 ですから、中に何が入っていようが関係ありません。

この方法で、いろいろなものを食べさせることができるようになりました。 もっといろいろと世話をやいていたいけど、彼はもうすぐ・・・ 明日にも空へ帰らなければいけません。 三日目となり、どうやらクチバシの出血も止まって乾いたようです。 彼をホールドした時の力強さやノビする時の羽根の様子、そして目チカラ。 大丈夫でしょう、やっていけるさ。

 

■惹きこまれるような瞳 

以前に遠景で撮影した時に感じていましたが、改めて間近で眺めるその瞳は神秘的です。 淡いブルーのアイリング、外周を彩る深紅のリングはくるくると表情を変え、繊細に煌めく深い瑠璃色の虹彩、その奥には漆黒の瞳孔が潜みます。 

 

神秘的な瞳

 

■空へ・・・ お別れの時。

放すのは午前中に、あまり遅くなり過ぎない時間帯が好いと決めていました。 日曜日のオフィス。 場所についてもいろいろと考えを巡らせましたが、あえて彼がトラブルに遭遇したこの場所で放すことに決めました。 

朝食をゆっくり摂らせます。 いつまでも眺めていたい、美しい姿。 なんて美しい鳥でしょう。 

がっしりとホールドし、いざ、外へ。

 

君の世界へ、帰りなさい!

キジバトのくーさんを放した時がそうであったように、あとは青空と白い雲の風景でも添えて感傷に耽りたいところですが、この日はあいにくの薄曇り。

さらに手から放たれた彼は、空へ向かって力強く羽ばたいてゆく・・・という私たちの期待を裏切り、目の前のネットフェンスへ着地。 
まさか飛べないんじゃないでしょうね? 食い過ぎて重い・・・?

 

 

と思う間もなく、今度は少し離れた木々の枝葉の中へ飛んで行きました。 まあ、飛べることは飛べるのか。 あの色彩を持つ羽衣ですが、これが黄色い枯れ葉混じりの枝葉に飛び込んだとたん、全く識別できなくなりました、ホントによくできている。

感心しきりですが、ここはデリケートな局面。 無要のプレッシャーをかけるのは好ましくありませんので、それ以上は騒がず、近寄らず、探さず。 

およそ 96時間 に及んだ共同生活、ここでお別れとなりました。 

 

いつも思うのですが、基本的には野生動物の生命力や本能を信じています。 水場を探したり、食べ物を見つけたりする能力、そして仲間を見つけて合流する本能的な力。 それでも、温かな部屋内から冬の寒さが厳しくなってきた戸外へいきなり放ってよいのか、クチバシ以外にケガなど無くきちんと飛べるのか? はぐれた仲間に再び会うことができるのか、独りでやっていけるのか? 

心配事をあげればキリがありません。 

行きがかり上、彼と僅かな時間を共に過ごすことになりました。 今回、良いと信じることをし、できる事をやってみました。 根源的に彼の運命にコミットすることなど、できる筈もありません。 本来出会うこともなかった彼と、私たちの時間。 偶然の事故によってわずかに交わった瞬間の記録となりました。

 

2022年11月27日 野鳥を見に ここ一番で・・・

 

いつもの干拓地へ。 頻繁に訪れる場所ですが、この日は少し早め、朝の様子をみてみたいと思い、少しだけ早起きしてみました。 

朝の光は柔らかくて好いのですが、朝らしい写真が撮れるとしても、それは僅かな時間だけ。 「こういう写真を撮りたい」とイメージを準備しておかないと、あれやこれやとやっているうちに、すぐお昼になってしまいます。 

今回「ここ一番・・・」 の機会だったのは、ハイイロチュウヒ との遭遇。 結果から云えば、シャッターを切りまくって 「まあ一枚くらいは好い絵も撮れたのでは」 という甘い期待が見事に外れ、まともに像を結んだものがありません。

 

 

冷静に考えれば、まず距離が遠すぎること。 ハイイロチュウヒは狩りが成功するまでは、けっこう時間をかけてフィールド上空を舞っている様子でしたので、もっと距離を詰める工夫・アクションがとれたかと、後から考えれば思う事なのですが。

結局のところカメラレンズは新しくなりましたが、遠すぎる写真は何枚撮ってもダメ。

 

もう一つは、やはり飛んでいる被写体を撮影するコツがつかめていない事。 今回撮影中、ふと気づいてAFモードを コンティニュアス に変えましたが、トラッキングの設定を忘れていました。 普段の野鳥撮影ではほとんど使っていないのですが、空を旋回している猛禽類の撮影には向くのかもしれない、カモしれない。 ファインダー覗いてて気づけよ、って事なのですが、まだ基材に適応していない証拠です。 何か設定をいじると、そのまま使い続けて全部がダメ写真・・・てこともよくあります。 

ファインダーが高精細でよく見え、写っているような気になってしまう・・・なんて事も感じています。 露出補正もファインダーで見ているのと仕上がり画像でかなり違い、ハイキー写真や真っ暗写真を撮り続け、なんて事を何度か経験しています。

 

ハイイロチュウヒにはまた出会えると思いますが、「ここ一番」と思ったのは、そこにチョウゲンボウがからんでいたコト。 後でチョウゲンボウとわかったくらいですので、やはり遠すぎたのが一番の敗因には違いありません。

掲載するのも悲しい写真・・・ それも記録ですので。 

 

 

その他、干拓地をにぎわす初秋の鳥たち。

 

電柱ミサゴの写真など、そうそう面白いカットにはならないのですが、今回近かったこと、午前中の柔らかい光だった事などで、シャープな像が結びました。 面白味はまったくありませんが。

 

シギ っていっちゃあダメなんですが、何シギ? 候補は ウズラシギ? 水を張った耕作地、単騎で遭遇しました。 みんな同じに見えてしまい、見識が一歩も進みません。

 

タゲリも結局のところ、遠すぎると何枚撮っても同じつまらない写真。 今回の様な風景に溶け込んだ写真を想うなら日も時間も選び、三脚を据えてもっと真摯に取り組まないとダメかなと痛感します。 

 

ナベヅルはけっこうな数が飛来していましたので、少しずつ近づいて・・・ などと思っていたら、地元の軽トラが走り抜けて一斉に飛び立ってしまいました。 残った数羽を撮影。 一羽はかなり近く、初めての距離感でしたが。

 

■撮影地 : 熊本県玉名市

 

水辺の風景 2022年11月23日 カイツブリ、可愛。

冬の羽衣をまとったカイツブリたち。 幾度も通ってファインダー越しに見守っていた幼鳥たちなのかと思うと、可愛さもひとしおです。

仔猫のようなこの鳥、もっともっと魅力的な姿を撮影したいといつも思う、課題です。

 

水面をプカプカとただよう様子が可笑しく、いつも ハンバーグみたい と云っています。

 

潮が引き、干潟の中・海中に川筋が表れています。 見られるカモたちは カルガモマガモオナガガモ の混群。

 

この日、出会った青い鳥。

本日は午前中の雨から午後薄曇の天気であったせいか、いつもの休日ならば必ず誰かが三脚を据えている場所が開いていました。 せっかくだから、と用意している最中にすぐさま飛来した挿し木のカワセミ。 すぐに行ってしまいました。

 

 

こちらは朝方に自宅を訪れた イソヒヨドリ。 ここ一週間くらいでしょうか、通って来るようですが、平日の朝は呑気に撮影などもできずに今日、初めてカメラを持ち出しました。 

 

■撮影地

熊本市港周辺:カイツブリ

八景水谷カワセミ

熊本市南区イソヒヨドリ

 

水辺の風景 2022年11月初旬 横浜にて

11月3日、しばらくぶりに横浜を訪れました。 新横浜に宿泊しましたのでスタジアムの近く、公園をのんびりと散策。

 

 

パンダガモに出会えないかと思って足を運びましたが、まだ少し時期が早かったか・・・出会えず。 迎えてくれたのは陽気なセキレイ、そして送電線の鉄塔に群がるムクドリの大群。 

 

 

翌日、11月4日。 想い出の深い 今井川 と 帷子川 を訪れました。 鎮守の祠にお参りし、あの頃のように川を散策。

まずは小さな川筋、朝の今井川。

 


少し心配していた護岸の工事なども見られず、いつものメンツがいつものように、そこに。 変わらぬ時間が流れていました。 

お昼頃、こんどは帷子川へ。 この時季ならもっと水鳥が集まっているかと想像していたのですが、見られたのはオナガガモの小さな集団だけでした。 ここの常連オナガガモはヒト慣れしていて、近くから撮影ができます。

 

 

■撮影地 : 横浜市

 

2022年11月13日 水辺の風景と灯台元暗し ムクドリの場合

 

見ているようで、見ていない事が前にもありました。 今回はムクドリ

昨夜、古い写真を整理していて気付きました。 ちょうど一年前の今頃。 今の季節、夕刻になると自宅の前の電柱にムクドリが集まってきます。 帰巣前のたまり場という感じなのですが、その群写真の中、ムクドリ に混じって ホシムクドリ の姿がありました。 

ホシムクドリ干拓地の水路沿いの並木や電線で初めて見かけ、わざわざ撮影に出かけていました。 それが、家の前の電柱に居たとは。 

今日、改めてグチュグチュと鳴いている群を望遠レンズで覗いてみると・・・ 居ました、やはり。 何で気付かない? 

よくよく見れば、コムクドリも一羽、混じっていました。 

 

 

今日の熊本港の様子。 オナガガモが次々と飛来し、大きな群を形成しつつあります。 潮が満ちて、クロツラヘラサギたちも防波堤の上で休んでいます。

 

 

遠くに郷里の山、ヤマガラの住む金峰山の頂上が雲に呑まれて姿を見せています。 冬の初めの暖かい日和、日が差せば汗ばむような陽気。

虫たちの季節も終わりか、戯れる小さな蝶の姿も印象的でした。

 

 

■撮影地 : 熊本市