アゲハ蝶の流れ舞う

イメージ 1
 
 
私の見る先を、一羽の黒く大きなアゲハ蝶が流れてゆく・・・
流れ、飛んでゆきます。
 
私にとっては心地よい、頬をくすぐるほどの風、蝶はその大きな羽に風を受け、
少し驚くほどのスピードです。
羽ばたいてはいるものの、飛ぶと云うよりは、むしろ流されている様に映ります。
 
次の瞬間、風を受けた帳は瞬く間に木の高さまで舞い上がり、そして、ひらりひらりと
羽ばたきながら、私のすぐ目の前、毎年ちょうど夏の終わりに咲く小さな花を付ける
ひまわりと、彼岸花の植込へ、いとも簡単に舞い降りてきました。
明らかに風を巧みに利用し、見事にコントロールしています。
 
* * * * * * * * * * 
 
蝶が舞い飛ぶ様子を眺めていると、よくよく考えてみれば当たり前のことなのですが、
明らかに、それも強い思念を持って飛行しています。
繊細で華奢な、大きすぎるほどの羽をもつこの体躯のどこに、このような強さを
秘めているのでしょうか。
 
イメージ 2 
■白い彼岸花と、アゲハ蝶
    撮影 2014/09/20