その日、ぴよりを見ていて、ふと思いついたのですが、
「もしかして、キャッチするかも・・・?」
私の視線に気付いて 「ナーニ?」 というその表情と、「ホッ?」 という短く発する、
小さな如何にも可愛い鼻声がたまらない・・・
というのはさて置いて、さっそく実験。
小さな紙くずを丸め、ぴよりに向けて、やさしい放物線を描くようにして投げてみます。
すると、苦も無くキャッチ!
やっぱり・・・ う~ん、こいつ、他の子とはちょっと違う。
今度は好物のブルーベリー(アメリカ産)を、ちょっと大きすぎるから半分くらいにちぎって、
「いくよっ」 と一声、 「はいっ」
キャッチ!!
・・・やるなぁ。
さらにもう一度、またまた好物のブルーベリーを 「ぴより、いくよっ」 と一声、
「はいっ」
・・・と投げるふりだけ。
そこは微動だに、せず。
で、できる・・・、見えてる・・・
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ヒヨドリのヒナと出会い、共に暮らして既に一ヶ月以上の時間が経っています。
いろいろと驚かされることは有るのですが、例えばこの ”空中キャッチ” などは、インコにも、もちろんキジバトにも到底できない芸当です。
驚かされるのは、その運動能力の高さ。
キャッチなどはズバ抜けた動体視力によるものかもしれませんが・・・
要するに ピヨリ は ”ハンター” であり、これまで私がお付き合いしてきた鳥たちとは、違うのです。
■撮影 : 2012/08/18