連日30を数度こえる暑さが続いていますが、ここ数日はどことなく心地よい宵の風に、早くも秋の気配を感じずにいられません。
季節が変わると、また何処からともなく旅ごころが湧きあがってまいります。
ほんと、旅は良いものですね。
ひと言で旅とか旅行とか申しましたが、人により、その楽しみ方は千差万別。
漠然と日本海の夕日が見たい・・・というようなこともあれば、九谷焼の地を訪れてみたい、とか結城紬の里へ行ってみたい、など具体的なテーマがあることも多くあります。
私的には 『酒処会津、蔵巡り試飲ほろ酔いの旅』 なんてのも幾度かありました。
ご丁寧におつまみまで振舞われたりして・・・
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話がそれましたが、海外旅行の楽しみはまた別にして、日本全国、多くの土地には
その地に根差した古札があります。
京都奈良の古寺巡礼を筆頭に、お伊勢参りなど、江戸の昔から行われてきた主たる旅の目的、観光の楽しみでした。
集印帖は、そんな日本の旅の楽しい記録帖です。
多くの社寺で、寸志にて捺印記帖をしてもらうことができます。
日々、記帖をされているお寺の方々の滑らかな筆運びに感嘆し、墨の香とともに持ち帰る、小さな旅の記録です。