古くて、新しいもの 2026年6月16日 Elmar 65mm 試撮

クロイ

いくつかの理由や想いがあって、オールドレンズをひとつ入手しました。 

さっそく試撮。

 

ぐーぐーるー

リル

ハクボー

ポワロ

 

気軽にスナップを、もしくはスナップショット的に気楽に・・・と思うのですが、結局のところ私の撮影対象の殆どは 愛鳥 であったり、庭の草花であったり。 そこで、マクロ撮影が可能なこのレンズに魅かれました。

 

ネム の花、編集後。

 

求めたいのは解像度より雰囲気、広角よりもポートレートに合った中望遠域、そしてマクロ性能。 オールドレンズを選ぶのはノスタルジーと自嘲しつつ、選んだのは Elmar 65mm。 

何を好き好んで ビゾ用を とは自分でも呆れますが、昔使ってみたかったレンズの一つ、当時は M型機 を使っていましたが、何かと難しそうに思えた ビゾフレックス の機構は気軽に手を出すようなものではありませんでした。

それを今回 T5 で使うというのも、また同じくらいモノ好きな話ではありますが。

 

まずはさわり程度に ”使ってみただけ” ですが、マクロは気軽に 15センチ まで寄れて好い感じです。 屋外で風に揺れる草花を手持ちマクロ撮影となれば、フォーカスの精度などは AF だろうが MF であろうが、数枚撮って選ぶのが私的には常のこと。 ある意味 MF の方がはまるような気もします。 

近接側のフォーカスは、まあ使いやすいかな・・と感じましたが、中距離から先のピントはもう一つ実感を伴わないというか、薄いというか・・・ MFアシストの UI に慣れが必要かもしれません。 ただ、久しぶりにマニュアルフォーカスに割り切った撮影はけっこう楽しい。 

誰しもそうと思いますが、レンズを装着した時の姿は大事に決まっています。 M型機を使っていた時にも 「ビゾなんて・・・」 と思っていました。 今回は愛用の 銀黒T5 に装着すれば捨てたモンでもない無いだろう とムリ無理に自分を納得させていましたが、実際には VISO用 ということで巨大なマウントアダプターも噛ませることになり、褒められた姿とはいえません。 かっこワル・・・ でも、まあいいんです。

せっかくですからクラシックレンズの渋い発色も楽しみたいと思うわけですが、以前から感じていましたが、そもそも FUJI の色再現は少しクセがあるように思います。 その上で、色々なフィルム・シュミレーション のプログラムが用意されているこのデジタル時代に、レンズに色再現のアウトプットをどのように求められるものか、現段階ではよくわかりません。 

ただフォーカスについては、やはり手持ちの現代的なレンズと比べれば、特に羽毛の映り方などに感じますが全体に柔らかく、眼にきっちりとピンさえ来れば、求めていた世界もこの先にある様な気がします。 今回は積極的に 絞り開放 を意図して使っていましたが、開放の F=3.5 というのは現代のスペックではちと物足らないくらい、これが室内撮影などで足かせになるかもしれません。 ただ、与えられた中で楽しむ の精神とすれば、問題にもならないでしょう。 

 

年越しの植え替え株

開花した レッド の ヤロウ


一週間ほど、使ってみました。 撮るのはいつも、花と鳥。 ついつい撮ってしまう楽しさがマクロにはあります。 焦点距離も今の自分にぴったり。 

ついでに商品撮影にも使ってみて、ニュートラルな色乗りやピントからの柔らかなボケ味など、マルチに使えると確信。 

好い買い物であったと、独りうなづいています。

 

 

ELMAR 65mm

絞り羽根のディテール

VISO用のマウントアダプターを装着、鈍重な姿に