水辺の風景 2025年9月15日 海岸のハトと彷徨う犬

 

今季、まだまともに対面していない・・・ との想いから、彼らの姿を求めて海岸を訪れました。 アオバト。 もう、すぐに出会えない季節になるという事でもない様なのですが、気分的に夏の風物詩の様に感じてしまっていて、焦りもありました。

 

 

トリについてはイメージをもって場に臨むわけで、例えば アオバト なら海岸で水を飲んでいるシーン、とか。 この時は海岸に車を寄せたとたん、背後の堤防上に飛来。 初めてのケースで心も機材も準備ならぬまま、いきなり近くに現れたために慌てました。

撮影画像のクオリティーはさて置いて、待望の近距離撮影となりました。 この後もねばって出待ちを試みましたが、3時間ほどの待機で機会は僅か、距離も遠くて撮影機会とも言えないくらいでした。 まあ、そんなものでしょうか。

 

 

アオバトの急襲に慌てたその後。 

半ば潮の引いた干潟を眺めていて、ドキリ。 何だ、アレは?

そこに居るはずの無いもの・・・という感じで、遠かったこともあり裸眼ではすぐに見分けがつきませんでしたが、よく見れば干潟を彷徨う犬一匹。 力なく頼りない足つきでとぼとぼと歩く姿。 ”なぜそこに?” とは思うわけですが、理由はもちろんわかりません。

 

 

次第に潮が寄せてくる干潟。 二本足ならぬかるんで進むのも大変なところですが、脚を泥にまみれながら、何かを探すでもなく、食べるでもなく、ただとぼとぼと歩いています。 モビング で排除という感じではなかったので、現れた余所者への 興味 かもしれませんが、カラスがしきりにマークします。

 

 

そして、ついに・・・ 静かに体を横たえました。 そんな事なのか、?

何かとんでもなく荘厳なものを見せつけられたようで、私がしてあげられることなど何もなく・・・心の中で祈りを捧げ、静かに手を合わせました。 どうにも、参ったな。

と、・・・・

 

 

と、またゆるりと立ち上がって歩き出しました。 次第に押し寄せる潮目の境を北へ北へと、カラスなんぞには構いもせず。 気付けばずいぶんと遠くへ。 やがて荒篭の向こうへと消えてゆきました。

何だったんだろう?

 

■ 撮影地:熊本県荒尾市